ゴルフ 確実にうまくなる練習やってもムダな練習 ライフエキスパートのゴルフ (KAWADE夢文庫)
- 作者: ライフ・エキスパート
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/03/28
- メディア: Kindle版
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抜粋
- 体力や才能の問題は,もちろんある。しかし,もっと大きな理由は,練習のしかたそのものにある。そう,結論を先にいってしまえば,大半のゴルファーは“上達しない練習”,もっといえば“下手を固める練習”をしているからだ。
- 典型的なアマチュアゴルファーの練習風景には,たくさんの“間違い”があるのだが,大きな間違いだけをいえば,ひとつには練習のテーマがないということだ。
- ゴルフのスイングを言葉で解説するのはひじょうに難しく,そこには“誤読”する余地がたくさんあるからだ。
- ひとつは,自分のスイングの欠点を治す練習,つまり「スイングをつくる練習」。もうひとつは,実戦のラウンドを想定し,さまざまなライからボールを打つつもりで,高さや距離,曲げ具合を調節しながらボールを打つ練習,つまり「実戦を想定した練習」である。
- 練習場でフィニッシュをとれないゴルファーが,本番でフィニッシュをとれるはずがないのだ。
- ラウンド中,同じクラブで2球以上続けて打つことはまずない。(…)ゴルフは,つねに“最初の一打”で結果を出さなければならない。
- “練習場の大ダフリショット”は,ダフっていてもボールが高く上がるのが特徴。練習場では,むしろ低く打ち出されたボールのほうが,ナイスショットという場面が多いのである。
- マットでのアイアンショットがナイスショットかどうかは,インパクトの音でもわかる。
- レンジボールは,耐久性があること,ネットを傷めないこと,などを考慮して,コースボールよりカバーが丈夫で,コンパクション(硬さ)が柔らかくつくられている。その結果,コースボールにくらべると1割がた飛距離が落ちる。
- レンジボールは,球が柔らかい分だけクラブヘッドとの接触時間が長くなりやすい。その結果,ボールがつかまりすぎて,左方向に飛びやすいということも知っておいたほうがいい。
- 不朽の名著『モダン・ゴルフ』を書いたベン・ホーガンは,練習の虫とはいわれたが,20〜30球ボールを打ったら,かならず休憩をとって,その間スイングについて“考えて”いたという。
- かの球聖ボビー・ジョーンズは,背中から風が吹く日,つまり左から右のスライス風のときは,練習をしなかったという。なぜなら,彼の持ち球はドローボールで,こんな日は,ボールがうまくドローしないからだ。
- 目線の向きでボールの高低を打ち分ける方法。
- 打ちっぱなしの練習場だからといって,本当に「打ちっぱなし」では,じつにもったいないでしょ?
- アマチュアの場合,10ヤード刻みで距離を伸ばしていくと,どこかでかならずボールが曲がる。そのときはかならずバックスイングで「何か」が起こっているという。
- どうすれば“手打ち”が治るのか? 答えは単純で,手を使えないようにしてスイングすればいい。そのひとつの方法が,両腕でボールを挟んだままスイングすると云う方法。
- よく「インパクトはアドレスの再現」というが,この言い方は正しくない。インパクトとアドレスで,もっとも違うのは腰の向き。
- 正しい体重移動は,両足の内側でおこなわれる。そのためには,アドレスで股関節から前傾することが大切。股関節から前傾するとは,脚の付け根(鼠蹊部)から上半身を折るということ
- タイガー・ウッズの『私のゴルフ論』(テレビ朝日)という本格的なレッスン書(上下巻)では,上巻の1章はパッティングで,2章がアプローチだ。
- パッティングは,パターの芯でボールを当てること,インパクトのときにパターのフェイスがスクエアなこと,という2大鉄則さえ守れば,どんな打ち方でもいいのだ。