Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

長尺パターを手放したキーガン・ブラッドリーと,カウンターバランスの流行

キーガンが長尺を使わなくなっただけでこれだけニュースになるんだから,アダム・スコットのときはもっと話題になるんじゃないかと思ったり。

ダンロップフェニックスに来てくれてもあまりいい成績を残せなかったキーガンですが(というか2012年ライダーカップの2日目までがピークだったようが気がしなくもない),これをきっかけにまた上り調子になって鼻をフンフンいわれてくれたら面白いですね。

Golf Digest の記事は,新しいパターについての詳細と,キーガンが前から新しいパターを練習してたという話と,カウンターバランスの流行りの話題。

The scoop on Keegan Bradley's new non-anchored putter|Golf Digest
http://www.golfdigest.com/blogs/the-loop/2014/05/the-scoop-on-keegan-bradleys-n.html

メモリアル・トーナメントでキーガン・ブラッドリーがノン・アンカー・パターに変えたことは,いくぶん突然に見えたかもしれないけれど,実際は,キーガンは,1年以上にわたって,アンカリングに変わるもので練習していたと語っている。

それでも,木曜日,ミュアフィールドビレッジで短尺パターを手にしたキーガンの姿には,驚きを隠せない。ある情報源によると,キーガンは,2011年の全米プロ選手権を制した際に使った(それはアンカー・パターによる初のメジャー制覇であった)46.75インチ,762グラム,double-bend ski-pole シャフトの Odyssey XG Sabertooth に代えて,同じヘッド(XG Sabertooth)で41インチのシャフトのものを手にした。グリップは21インチの Winn Flat Top Mid,40グラムのカウンターバランスという作りになっている。ロフトは2.5度で,総重量は675グラム。

キーガンはようやくカウンターバランスの流行に飛び乗った。それは,特にアンカー・パターの代替を求めているプレーヤーにとっては,一時的な熱狂以上のもののようだ。事実,先週,何年もアンカリングをしていたコリン・モンゴメリが,カウンターバランスの Odyssey Tank Cruiser #7 でチャンピオン・ツアーの Regions Tradition を制した。

その流れは,明らかに,19ヶ月後に控えたアンカリング禁止というルール改正から生まれてきているものだ。キーガンの過去数年のパッティングは安定している。strokes gained/putting では,過去2シーズンは27位と49位,今シーズンは44位である。初めてノン・アンカー・パターでコースに出た木曜日,キーガンはミュアフィールド・ビレッジで5アンダーの67を記録。明らかに練習の成果が現れている

一方,Golf Magazineの記事は,キーガンのコメントを中心にしている。

Without using his belly putter, Keegan Bradley opens with a 5-under 67 at Memorial|Golf Magazine
http://www.golf.com/tour-and-news/keegan-bradley-opens-5-under-67-memorial

「実際,母と話したんだ。うちの一家はみんなゴルファーだけど,母はそんな熱心なゴルファーじゃない」。キーガンのおばは,LPGAで大活躍した,そしてゴルフ殿堂入りも果たしている,パット・ブラッドリーである。「母が『ちょっと言いたいことがあるんだけど,まぁ言われたくないかもしれないけど』って言うから,『いいよ,何?』ってきいたら,『あなたは短尺パターを使うべきだと思うの』って言ったんだ」

「ちょっと元気がなかったから,何かワクワクするようなものが必要だったんだ」と,キーガンは語った。今シーズンのキーガンは,不安定な成績が続いている。ミュアフィールド・ビレッジでの初日は5バーディー・ノーボギー。パット数は28だった。「そんなにひと目につかないかなと思ってたんだけど,もうみんなに知られちゃったね」