日本だと*1〈ANSER (2011)〉と称されることが多いようですが,USだと*2〈ANSER MILLED〉と称されているようです。PINGが2011にリリースしたANSERパターシリーズ。303ステンレスの削りだしで,〈ANSER〉〈ANSER 1〉〈ANSER 2〉〈ANSER 3〉〈ANSER 4〉〈ANSER 5〉〈ANSER 6〉という全7種類があります。
「これぞ本命!怒濤のラインナップ」PING ANSER パター シリーズ|新製品レポート|GDO ゴルフギア情報
この写真が,各モデルの違いを明確に表わしているでしょう。〈ANSER〉はソールにスリット入り。〈1〉から〈3〉まではシャフトのオフセットが違う。〈4〉で重心角が大きくなり,〈6〉はいちばんL字に近いフィーリング。〈5〉はフェースが天を向いているので,いわゆるフェースバランス。
僕はもともとはフェースバランスな〈5〉を使っていたんですが,いつしか打ったボールの左右のブレが気になりだして,スタンダードな〈2〉(クランクネックでフルオフセット)を購入。しかしべノックでのフィッティングを受けたあとに,もう少し重心角があるものを試したいと思い,ショートスラントネックの〈4〉も買ってみました。
上から見ると違いがよくわかりますね。ヘッド形状はどれも同じかと思っていましたが。ちなみに右から〈5〉〈2〉〈4〉です。
〈2〉は過去数回のラウンドでかなりフィーリングが良かった。〈5〉はもうコースでは使わないので,あとは次回〈4〉をコースで試してみて,結果がどうなるかでエースパターを決めます。
ちなみに,PINGの分類によれば,〈5〉はStraight,〈2〉はSlight Arc,〈4〉はStrong Arcというそれぞれのストロークタイプにマッチするらしいんですが,当然ながら,パターによってストローク(の軌道)を変えるようなことはしません。それよりはむしろフェースの開閉,あるいはそれに抵抗しようとする力の感じ方が変わってきます。僕の場合は,重心角が浅いとロングパットで右に抜けることが多い,つまりバックスイングで開いたフェースがインパクトで戻ってこないので,それに抵抗するために重心角が深い方がいい,というのが,べノックフィッティングでの判断でした。