「捻転」っていうと,「Xファクター」という表現に象徴されるように,上半身と下半身との回転角度のズレ,っていうのが標準的な解釈になるんだろうけど,ただ一方で,具体的にどこをどう動かせばいいのか、いまいちつかみづらい。
というときに,筋肉ベースじゃなくて骨(あるいは関節)ベースで考えたらどうかしらと思ったんだけど,結局は骨盤(あるいは股関節)と肩胛骨に起因するんだろうなぁと。
何を悩んでいるかというと,切り替えしからダウンスイングにかけて,上半身が下半身と一緒にまわっちゃう=捻転ができてないという悪いクセがあるからで,何をどうしていいのか分からない。「上半身を残す」意識を持っていたとしても,意識だけじゃ体はいうことを聞いてくれない。
そこでふと思ったのは,肩胛骨に,特に「できるだけ長い時間,右の肩胛骨が背骨に寄っている状態にする」ことにフォーカスするのはどうだろうということ。また,それを実現させるために,骨盤を反時計回りに回転させつつ(左膝の伸ばしなどにより),右の肩胛骨を背骨に寄せる動きを意識するのはどうだろうか……,などと考えている。
というのを実際にスクールで試してみたら,どうもダウンスイングで切り替えしが下がり,回転軸も右足方向に傾き,ダフり気味。
そこでコーチがひとこと。「上体が起き上がってますから。腹に力を入れて! ゥドゥフッ!って感じで!」
これで解決。いままでにないぐらい,ドライバーで厚い当りがでました。