ソースを忘れましたが,ブライソン・デシャンボーがスロープレーでとやかく言われてたときに,ケプカが「なんでそんなに時間かける必要があるんだ。基本的に2本のあいだで迷うだけでしょ」って言ってたのが妙に印象的でした。いわゆる「ビトウィーン」の距離が残ったときに,長いクラブを軽く打つか,短いクラブでしっかり打つか。そういう風に考え方を単純化しているのが,ケプカの強さの秘訣のひとつだと思ったものです。
じゃあそのケプカの番手ごとの飛距離ってどれぐらいなの? というのがこちら*1。
「FULL」の上に「MAX」があるのが面白いですが,要するに「マン振り」ってことでしょうか。アイアンになると,だいたい上の番手のスリークォーターと下の番手のMAXとが同じ距離になっています。
ちなみに,ケプカの直近のクラブセッティングはこんな感じです*2。全米オープンのときのデータ。
- ドライバー|TaylorMade M5|ロフト 10.5°|シャフト Mitsubishi Chemical Diamana White Board D+ 70TX
- FW|TaylorMade M2 Tour|ロフト 16.5° (HL)|シャフト Mitsubishi Chemical Diamana White Board D+ 80TX
- ドライビングアイアン|Nike Vapor Fly Pro (3-iron)|シャフト Fujikura Pro Tour Spec 95X
- アイアン|Mizuno JPX 919 Tour (4-PW)|シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue X100
- ウェッジ|Titleist Vokey SM7 (52-12/F, 56-10/S), Titleist Vokey TVD 60L Spin Milled SM4 (60M)|シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400
- パター|Scotty Cameron Newport 2 T10
PWの下は52度・56度・60度のウェッジ3本でやってますが,写真では52度を「MW」って呼んでますね。「Mid Wedge」とかですかね。いずれにしろ,ウェッジになってくると「MAX,FULL,3/4」の他に「MD,SM」(何の略だろう,MiddleとSmallだったりして)というが加わって,5種類の振り幅で飛距離をコントロールしていることがわかります。
これほどの飛距離は無理だとしても,こういうかたちでいちど自分の番手別飛距離を把握しておきたいものですね。
3番アイアンから下を図示してみました。