Linkslover

犬よ,腹が減ったのならくらばりたまえ!

アイアンとドライバーのスイングは別物:トム・ホーギーの場合

トム・ホーギーって「地味で」「名前の読み方が謎」って印象しかなかったんだけど,こういうビデオ1本見るだけで一気に親近感わきますね。

www.youtube.com

MyTPIのこの動画。

Tom Hoge wants 190 mph ball speed. At least that’s the running joke between him and his coach, Scott Hamilton. Scott, one of the best coaches in the world, would be happy with 175 mph, but Tom is determined to prove that he can touch 190.

While 190 mph is probably not necessary, Tom could benefit from adding a few mph. This year, he ranks 158th in Strokes Gained: Off The Tee, while cruising at 170 mph ball speed (PGA TOUR average is 174 mph). Since ball speed is so closely related to driving performance, we knew we wanted to look for ways we could cheat some more speed out of his swing.

After evaluating his physical capabilities, force and 3D data, we identified three opportunities to improve his scoring potential off the tee.

アイアンはいいけどドライバーが飛ばない,PGAツアー平均のボールスピードが174mphなところで170mphしか出ないトム・ホーギーが,コーチのスコット・ハミルトンと一緒にTPIを訪れたという内容。190mphを目指す!は冗談だとしても,楽に175mphを打てるようになりたい,とのこと。

グレッグ・ローズがいつものようにいろいろと計測するんだけど,ローズの見立てとしては,

  • ホーギーはいかにもアイアンプレーヤーなスイング:セットアップで右腰が高くなっている(それは打ち下ろすにはいい)
  • しかしアイアンショットとドライバーショットは別物。「ドライバーはフロップショットみたいに,スペシャルティーなショット。」
  • 飛ばし屋のスイングを分析すると,みんなセットアップで骨盤が平行,あるいは左腰が高くなっている。
  • セットアップでは(ホーギーのいつものセットアップよりは)右に寄ったかたちにすべき。バックスイングではそのままの位置にいて,切り返しで左にアグレッシブにウェイトシフトする。

……と,これだで実際にホーギーは175mphを越えるようになったので,グレッグ・ローズもさすがだし,それにちゃんと対応するトム・ホーギーもさすが。おまけとして,これまでダウンだったクラブパスがアップにかわってスピンロフトが増えたので,この新しいスイングでもう一度クラブフィッティングしたようがいいよね,というところで話が終わった。

そのうち青島賢吾がインスタのストーリーで,「アイアンとドライバーのスイングは同じ? 違う?」ってアンケートしてくると思う。