なぜこんなことになったのか……。順を追って書くと,「シェフラーのクラブセッティングに寄せてい」きたいっていう話があって,
〈4番アイアンをどうするか問題〉にケリをつける/シェフラーのクラブセッティングに寄せていく - Linkslover
それは要するに,
- ミニドライバーをドライバーに
- 5番ウッドを3番ウッドに
- 3番ユーティリティーアイアンを7番ウッドに
- 4番アイアンを4番ユーティリティーに
ゆくゆくはしていきたい,ということをここ最近思っていた。あくまで「ゆくゆくは」のつもりだったけど,上記の3番目(7w)と4番目(4u)はあっさりと実現してしまった。
2番目(3w)に関しては1番目(1w)ありきだよなぁということでしばらく放置するつもりだったんだけど,調べていくうちにだんだんわけわかんなくなってきた,あるいは面白くなってきた。
ポイントのひとつめは,ミニドライバー(GT280)の長さが43.5インチで7番ウッド(910F)が41.5インチだから,そのあいだに入るのって42.5インチだと美しいじゃないか?ということ――もちろん大事なのはロフト角じゃなく飛距離の階段ですよ! で,手持ちの5番ウッド(Paradym Ai Smoke Triple Diamond)を調べてみたら,42.75インチ? その前に使っていた5番ウッド(M2)と長さを比べなかったのが悔やまれるけど,いちおうカタログ値で42.25インチ。ヘッドもシャフトもツアーイシューだから,あれがカタログ値通りの長さだった保障はまったくないけれど。
ポイントのふたつめは,910 F。こいつのロフト設定が,13.5° / 15° / 17° / 19° / 21° なんですよね。17°とか19°とかあんま見たことがない――Ping G425 は5番で17.5°とかで,あれいつも見てて面白いなーって思ってたんだけど。ちなみに17°と19°は後継の 913 F でも存在するけれど,それ以降はない。そしてそれらの長さが順に,43" / 43" / 42.5" / 42" / 41.5"。15°から21°のあいだ,ロフトが2度かわるごとに長さが0.5インチずつ変わるのが,なんとも美しい。様式美の極み。
みたいなことを思っていたら,結局のところ形から入るタイプの自分としては,どうしてもロフト17°で42.5インチというものを手に入れたい!――そして手持ちの Ai Smoke Triple Diamond 18° 42.75" と打ち比べてみたい!――という気持ちが抑えきれなくなってしまった。
(先走って書くと,この先ドライバーを買うようなことがあるならば,その長さは44.5インチなものにしたい)
ふーー。背景についてこれで書きたいこと全部書けたかな。
あ,あとたぶん根っこのところで,「中古クラブで新しいクラブと同じパフォーマンス出せたら楽しいじゃん?」って考えがあるんだと思う。ある種のロマン。浪漫派。
打ち比べ:910 F (17°) vs. Ai Smoke (18°)
打ち比べの前に,見比べ。
確かに 910 F の方が少しだけ短い。
Ai Smoke は精悍な顔つきだと思っていたけれど,910 F はさらにスパルタンな雰囲気。悪くない。
Titleist 910 F (17°) w/ Mitsubishi Fukubi K 60 X
Callaway Paradym Ai Smoke Triple Diamond (18°) / Project X Denali Black 70 X
オブザベーション
- どっちのクラブでもひどい球しか出ていないw
- ボールスピードは 910 F の方がわずかに劣る感じがするけど,気になるほどの差ではない
- そのかわり 910 F の方がスピン量が多い;芝の上から高さを求めるなら 910 F に軍配があがる
- 910 F にささってた Fubuki K。「新しいKシリーズはさらに先端が少し動くようになっている」らしいけど,気になるほどでは全然なかった――Tensei Orange を打ったときは先が動く感じが少し気になったんだけど
- 見た目・性能・雰囲気・ストーリー・様式美・ロマン性を考えると,910 F がレギュラー入り。
- 910 F の21度はオープンフェイスに見えるけど――実際にそうなんだと思うけど――17度ではそれが感じられなかった。