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犬よ,腹が減ったのならくらばりたまえ!

〈1打の重み〉というか〈1打の価値〉というか

こないだの大利根でのラウンド,最終4ホールがバーディー,イーグル,ボギー,ダボで,合計±0。

golf103.hatenablog.com

これで少し考え込んでしまった。イーグルとっておいたから最後ダボでもオフセットされて良かったね,なのか,イーグルどっておきながら最後ダボなんてあほでしょ,なのか。きっと後者なんだけど。

いちおう各ホールのプレー内容を記すと,

  • 15番パー3:8iのフルショットがグリーンセンター。ピンはグリーン右手前で,13歩ぐらいの距離だったかな。気合の1パットでバーディー。
  • 16番パー5:2wでナイスショット。5iでピン筋。上り7歩ぐらいだったかな,1%の左曲がりのラインを決めてイーグル。
  • 17番パー4:3uがわずかに右ラフ。130ydだと思って打ったPが大きく出てグリーン奥のバンカーに。フライヤーなのかな? ボギー。
  • 18番パー4:2wでチョロ。5wでレイアップ,右ラフ。130ydをGWフルショットでいったが,距離はあってたがプルしてグリーン左に外す。チップが全然ダメ。2パットでダボ。

15番のバーディーなんてほとんど運。16番はパットだけみれば15番より短かったけれど,その前のふたつがいいショットが続いたのがレアケース。17番の2打目はフライヤーとランを見越してコンサバにGWで打っていればパーで上がれていたし,18番のティーショットのミスはしょうがないとして3打目を左ピンじゃなくグリーンセンターを狙っていればボギーで終われていた。

イーグルはもちろん快感だし,イーグルを出す実力が自分にあるのはとても良かったけれど,「バーディー,イーグル,ボギー,ダボ」じゃなく「パー,バーディー,パー,ボギー」の方が,同じ±0でもゴルフが上手そうに思う。

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イーグル(マイナス2)とダボ(プラス2)は絶対値が同じで符号が違うだけだけど,イーグルの出しにくさとダボの出やすさは,絶対値が同じなわけがない。そういう意味では,修正ステーブルフォードみたいなのが理にかなっているというか,本当の価値を表現しているのかもしれないけど。

バーディーなものをイーグルにするのは困難だけれども,ダボなものをボギーでとどめるのは比較的容易。ゴルフスコアの分布が,パーを中心にした左右対称ではなく,オーバーパー方向に裾が長い分布である以上,そちらのダウンサイドリスクをいかに低減するかということが大事か。

みたいなことを言っているのがDecadeのこれだと思うんだけえど,Decadeについてはまだよく分かっていない。

でも想像するに,〈アグレッシブにいって大叩きする〉を減らせ,ってことなんだと思う。アップサイドを狙うより,ダウンサイドを抑える方がラクなので。

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それと似た話なのか違う話なのか分からないけれど,ずっと思っているのがイーグルについて。

同じイーグルでも,パー5ホールなら2オン1パットで,ありえる話。パー4ホールなら2打目ホールアウトか,ショートパー4で1オン1パット。パー3ならホールインワン。当然ながら,それらの出やすさは全然違う。

同じ〈マイナス2〉なのに実現しやすさが違うって不公平じゃね?って思うんだけど,結局は「どういうパー3ホールを作るか」って話なんですよね。「すべてのホールはパー3になる」っていう設計理論がらみの話なんだけど,

  • パー3ホールなら当然ティーショットからがパー3
  • パー4ホールなら2打目地点からがパー3
  • パー5ホールなら3打目地点からパー3で,2オンに成功したらグリーン上からパー3

そしたら当然,ホールまでの距離が短い方が1打であがれる(=イーグルの)可能性が高まるわけで,同じ〈マイナス2〉なのに実現しやすさが違うのは,そのパー3を作るまでに要したショットのクオリティーに対する報酬といえる,んじゃないか。

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それでもうひとつ思い出したのが,マリガン。要するに,打ち直し。

シミュレーターでやっているとマリガンが1ラウンドあたり3回できるようになっているんだけど,どういうときにマリガンを使いたくなるか,ということを考えると,何かが見えてくるかもしれない。

ひとつは,もちろんOB。OBは損しかない。打数は増えるだけで,距離的にも前に進めない。OBは絶対避けたい。もうひとつは,入りそうな距離のパットを外したとき。これも,明らかに1打の差がつく。

一方で,ティーショットが池に行ったら? 1罰打にはなるけれど,前には進める。痛いのは間違いないけれど,OBほどではない。パー5だったらパーのチャンスはまだある。マリガン使うかどうか,ためらうだろう。ティーショットがラフなら? 距離もスピン量も読めなくなるけれど,マリガンを使うほどではない。ティーショットが林の中なら? ロングパットのタッチが合わなくて微妙な長さが残ったら?

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Decadeのやつを繰り返そう。

  • ダブルボギー
  • パー5でのボギー
  • 3パット
  • グリーン周りの往復ビンタ
  • 9番アイアン以下でのボギー(150yd以内)

さて,次の試合はどうなることやら。