Linkslover

1にコースで2に道具,3・4がなくて,5にスコア

スイングを見る視線と,スイング中の視線

スイングを見る視線

スイングを見る視線についてずっと思っていることがあります。

自分のスイングを映像にとって見るとき,普通はふたつの方向(視線)がありますよね。

ひとつは飛球線後方から。英語では「Down-the-line」,Jacobsの座標系*1でいえばY軸。

もうひとつは体の正面から。英語では「Face-on」,Jacobsの座標系ならX軸。

練習場で自分で動画を撮る場合ってDown-the-lineからのがいちばん多いと思うし――体の正面にカメラを設置するのが難しいという制約があるので――,これで線を引いてプレーンがどうこうって分析すると思うんですが,これにしてもFace-onにしても,《自分がスイングしているときの感覚》とは違う気がするんですよね。

じゃあ《自分がスイングしているときの感覚》にいちばん近いのは何かというと,これ。

鳥瞰。英語なら「Above」「Bird's-view」。JacobsならZ軸。なんでこの3つめの視線が気になるかというと,特にDown-the-lineだけの情報だと騙されることがあるからです。たとえばトップの深さ,あるいは「デプス」

これ,「スイングを殺す10の動き」で*2あったやつですけど,深いトップを作っているかに見えて,実はぜんぜんショルダーターンができてなくてズルしてるだけでした,ってやつ。

これもまぁFace-onでよく見たら検知できはするんですが,でもFace-onって自分の感覚とは左右が逆になるのでね……(だからミケルソンは父親のスイングを真似するにあたって左打ちになったんでしょうけど)。

これまでAboveの視点がなかったのは技術的な制約が大きかったからだと思うんですが,これからは少しずつ増えてくるんじゃないでしょうか……増えることに期待。

スイング中の視線

もうひとつ「視線」でいうと,「スイング中にどこを見ているか」あるいは「スイング中にどういう風景が見えているべきか」という問題があると思うんですよね。

というのを見事に解説したのが,この新井淳さんの動画です。

www.youtube.com

これ,いろいろ学びが多くて,たとえば「右を向いたまま打つ」というのが実際にどういうことかとか,「ボールを見続ける」というアドバイスの弊害とかですね。それこそ,Down-the-lineやFace-onの動画や写真を見ただけでは分からない《スイング中の感覚》を共有してくれるのが,この新井さんの動画だと思うのです。

ということで,インストラクションにはまだまだ可能性があると思うので,その界隈の方々には頑張っていただきたいところです。