Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

WITB|フレッド・カプルス|2020-05-02

カプルスはセッティング自体ってよりそれにまつわるエピソードが面白くて,基本的に感覚派で,新しいクラブを試すときもレンジで1球打ってダメだったらそれでもうおしまいとか,親しい人間(コーチとかキャディとかその他信頼のおける人)以外は絶対に彼のクラブに触っちゃいけないとか。

カプルスのビル・ハース化

セッティング

2020-05-02

  • ドライバー|TaylorMade M3 440 (9 @9.5°, upright)|シャフト Mitsubishi Tensei AV Blue 75 X (45.25", D3)|グリップ Golf Pride CP2 Wrap 58R “Logo Down”
  • 3W|Callaway FTI Squareway (15°)|シャフト Harrison Mugen Prototype 75 X (43-inches, D3)|グリップ Golf Pride CP2 Wrap 58R “Logo Down”
  • ハイブリッド|TaylorMade R11 TP (19°)|シャフト AeroTech SteelFiber I95 X (40.5 inches)|グリップ Golf Pride Tour Velvet 58R “Logo Down”
  • アイアン|Bridgestone J15 Dual Pocket Cavity (3-PW)|シャフト Aerotech Steel Fiber 110cw X|グリップ Golf Pride CP2 Wrap 58R “Logo Down”
  • ウェッジ|TaylorMade ATV (54 degrees), Titleist Vokey SM7 (60-10S)|シャフト Dynamic Gold Tour Issue S400 (+1/8 from STD, 65 degrees lie)|グリップ Golf Pride Tour Velvet 58R “Logo Down”
  • パター|Bettinardi FC Proto (37 Inches, 71 Lie, 3 degrees of loft with 17’ Lamkin Grip)
  • ボール|Bridgestone Tour B RXS “Yellow”

ドライバー。カプルスはオープンに見えるクラブが嫌いで,スクエアに座って気持ちアップライトなものが好き。

3番ウッド。Callaway FTI Squareway を12年も使ってる。さかのぼること,2008年に Silver Rock で開催された Bob Hope Chrysler Classic での練習場でのこと。Harrisonのレップがカプルスとシャフトのテストをしてて,そのときのヘッドがこの Callaway FTI Squareway だった。何球か打ったあとカプルスが振り返って,「いいね,これ」。で,それにどのヘッドをつける?って訊いたらカプルスが,「いや,これ全部がいい。ありがと」。それで今に至る。

ハイブリッド。キャディーとはこのクラブを「Ginty」と呼んでいる。最近,オーガスタに行くとき,2番目と3番目のハイブリッドとごっちゃになったけど,通常はこれがエース。もともとのシャフトは Aldila RIP 105 TX だったけど,SteelFiberにしている。

アイアン。2006年からブリヂストンを使用し,2010年にデュアルポケットを使い始めた(J38, J40, J15)。スタンプ以外,アイアンはすべて同じ。アイアンは少しオフセットがあるのが好きで,時とともにロフトが少しずつストロングになってきた。PWは現在は46度。

  • 3i: 20°/61°/39"/D4
  • 4i: 23°/61.5°/38.5"/D4
  • 5i: 26°/62°/38"/D4
  • 6i: 30°/62.5°/37.5"/D4
  • 7i: 34°/63°/37"/D4
  • 8i: 38°/63.5°/36.5"/D4
  • 9i: 42°/64°/36"/D4
  • PW: 46°/64.5°/35.75"/D4

Vokeyウェッジについて。カプルスがビル・ハースの家にいったとき,ハースのバッグの中に「美しい」ロブウェッジがあるのが見えた。最終的にカプルスはそれが必要だと感じ,そしてハースは喜んで差し上げた。なので,カプルスのVokeyウェッジに「BH」のスタンプがあったら,それはビル・ハースのものだったから。以来,カプルスは Aaron Dill(Vokeyウェッジのレップ)に,自分のを作らせている。そして,打痕も独特。

パター。ベティナルディとは良好な関係を8年間つづけている。このパターはヘッドが重いカウンターバランスのもの。過去にマレットもいくつか試したけれど,最終的にこれに戻る。

ソース
クラブセッティングの変遷