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「ドロー運」はあるか|あったとしたら運が強いのは誰か|data golf

data golf のお気に入り記事ふたつめ。午前組と午後組の影響度はどれぐらいか,という話。

ソース

The Luck of the Draw – data golf blogs by data golf, 7 August 2017

概要

ゴルフに運はつきものだが,プロツアーでは「午前組になるか午後組になるかのドロー」によって,スコアリングが影響される。通常の予選ラウンドでは,「木曜日の午前組に入ったプレーヤーは金曜日の午後組に入り,木曜日の午後組に入った人は金曜日の午前組に入る」わけだが,それによって実際,どれぐらいの影響があるものか。それを,PGAツアーの2016年シーズン,32大会で検証した。

以下のグラフは,「平均的なコースの難易度」を基準にして,それに対して木曜午前組(青丸)と木曜午後組(赤丸)の平均スコアがどうだったかを示したもの(プレーヤーのスキルに応じてスコアを調整している)。アスタリスクは,その大会の最終的な優勝者を示している。

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たとえばこのグラフのいちばん左,全英オープン(The Open)では,木曜午後組がコース平均に対してプラス6打,木曜午前組がプラス2打,ということで,木曜午後組の方が予選2日間で平均して4打ほどのアドバンテージがあったことになる。この大会で優勝したヘンリク・ステンソンは,木曜午後組だった。

一方,DEAN & DELUCA では優勝したジョーダン・スピースが,約3打のディスアドバンテージを跳ね返した。このサンプリングした期間の優勝者の中では,もっとも大きなディスアドバンテージだった。

次に,個々のプレーヤーの「ドロー運」について見てみる。計算方法はシンプルで,各プレーヤーのフィールドに対するストロークスゲインドを算出し,それを各組(午前組・午後組)に対するストロークスゲインドと比較する。こうすることで,全体のストロークスゲインドのうち,ドローによるストロークスゲインドがどれぐらいあったかというのが出るだろうという考えだ。

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これによれば,2016年のPGAツアーでドロー運が良かったのは順にザック・ジョンソン,アダム・スコット,J.B.ホームズ。逆にドロー運が悪かったのはルイ・ウーストヘイゼン,スティーブ・ストリッカー,ババ・ワトソンということになる。数字は微々たるものとはいえ,計算上はストロークスゲインドが0.1違うとFedExカップランクで5から6ほど順位が違うことになるので,その影響は大きい。