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スコッティ・キャメロンのサークルT|市販のと何が違う|GOLF.com

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How do a Scotty Cameron 'Circle T' putter and the retail version differ?

読者からの問いに,GOLFマガジンの Jonathan Wall が答えています。

面白いのは,「サークルT」が生まれた背景。もともとは1990年代の中盤,キャメロンが最初にタイトリストでパターを出しはじめたころのこと。PGAツアーに送ったはずのパターの箱が,間違ってLPGAツアーの方に届いてしまった。で,それを避けるために,キャメロンが箱に「T」と書いてそれを丸で囲ったと。そしたらほどなくして,タイトリストのツアーレップたちがキャメロンにこう報告してきたと。プレーヤーたちが,パターに「サークルT」のスタンプを押してほしいと,真剣に思っているって。

これが「サークルT」の期限。だから初めは,キャメロンが市販のとツアー用のとを区別するために押していたのが「サークルT」のスタンプで,そして最終的に,プレーヤーが使わなくなったツアーパターを,ごく少数だけ市販するようになったのが「サークルT」パターだ,ということです。

素材の観点からいえば,市販のパターは303ステンレスが使われるのに対して,ツアーパターはカーボンスチールだったり German Stainless Steel(いわゆる “GSS”)だったりが使われます。

あとはネックが溶接だっりします。プレーヤーの細かい要求にこたえるために。

「球離れのフィーリングの違いとかを感じ取れるプレーヤーもいるけれど,だからといってもっとパットが入るとは限らない。サークルTはステータスシンボル。買えるだけのお金があるのであれば,手に入れるのは何も悪くない」と,Jonathan Wall は記事を締めくくっています。