タイトルだけ見ると,バンカーが多いとか池が多いとかいう意味での「危険」だと思うでしょ。思ったんですよ。
ソース
Introducing the world's most dangerous golf courses - bunkered.co.uk by staff writer, 13 July 2019
概要
1 . Kabul GC, Afghanistan
アフガニスタンのゴルフコース。写真を見るだけで「危険」の意味が分かりますよね。ファンディングのキャンペーンをして35万ドルのお金を集めようとしたけれど,3000ドルしか集まらなかったとか。
2. Hilton Head, USA
アメリカ・サウスカロライナ州のヒルトンヘッド。RBC Heritage の開催地ですね。15番の池にはアリゲーターが住んでて,本当に噛まれる(というか食われる)恐れがあるということ。
3. Pyongyang GC, North Korea
北朝鮮唯一のゴルフコースであるピョンヤンゴルフクラブ。ビジターでもプレー可能で,500ポンド以上するツアーのパッケージがあるとのこと。毎年10月にはオープン大会が開催されてますと。金正日が11回のホールインワンを出して「38アンダー」で回ったことでも有名です。
4. Panmunjom GC, Korean DMZ
韓国と北朝鮮とのあいだの非武装地帯(demilitarised zone)に設けられたホール。国境から400m南のところにあって,両側から武装した兵士が見守っている。グリーンは人工芝のパー3ホールだけがあり,この看板いわくラフには本当の地雷が埋まってますと。
5. Lost City GC, South Africa
南アフリカのロストシティ。13番ホール,グリーン左の池にはクロコダイルが住んでます。ここに入ったボールを拾うのは厳禁。物を投げ込むのも厳禁。
6. Compton Par-3 GC, USA
カリフォルニア州コンプトンにあるパー3コース。コンプトンは「犯罪率がアメリカで最も高い都市の1つとして知られ,ギャング犯罪で悪名高い」そうで*1,対立するギャングたちのあいだの試合がこのコースで行なわれたこともあるそう。
7. Skukuza GC, South Africa
南アフリカのスククーザ。クルーガー国立公園*2の中にあって,野生の動物がわんさかいるなかで,コースはフェンスに囲まれていない。ので,ライオンとかサイとかゾウとかバッファローとかに会える(襲われる)可能性あり。
8. Bogota CC, Colombia
コロンビアのボゴタ。この場所を見て回るだけでもクラブマネージャーからの書面による同意が必要で,なぜなら,長らく持続している内戦から麻薬の売買や誘拐や爆破が頻発していて,武装したガードがコースを24時間監視しているからだとか。
9. Uummannaq GC, Greenland
グリーンランドのウマナック。マイナス50度の気温の中で,世界雪ゴルフ選手権(World Snow Golf Championship)が開催されているのだとか。氷上に作られる「コース」は毎年変わるとのこと。
10. Merapi GC, Indonesia
インドネシアのムラピ。インドネシアでもっとも活発な火山の裾野にあり,2011年には灰がコースに降り注いで長らくクローズしていたとのこと。
追記|2019-07-30
やきそばパンZさんが実際に6位のコンプトンをプレーされて,詳細なレポートを書かれていました。ありがとうございます!
An Open-and-Shut Golf: 世界で6番目に危険なゴルフコース (Compton Par3 GC)
なんというか,有名なコース・評価の高いコースをまわるだけじゃなく,こういうところに出向いて好奇心を満たすのも,ゴルフの醍醐味のひとつですよね。