Linkslover

世界中のどんなコースに行っても恥ずかしくない/戦える/コースと対話できる。そんなゴルフをしたい。このブログ記事は,僕の不眠症からできています。

プレーヤーとキャディーとの関係|ラーム,マキロイ,フリートウッド,フューリック|THE PLAYERS 2019 から

キャディーに逆らったラーム

最終日11番ホールパー5。フェアウェイバンカーからの2打目でグリーンを狙いたいラームに対して,レイアップしろと諭すキャディ。この時点ではまだ首位タイだったので,焦ることもなかったんですけどね。

もちろん,プレーヤー本人が決めて実行したプランなので外野がとやかく言うことではないですが。

ちなみに,ラームの狙ったラインはこんな感じだったそうです。

試合後のラームのコメントによると,

「最初ボールをみたとき,いけると思った。あの場所から10球打ったら,9回はグリーンに乗る。残念ながら失敗の1回があのショットだった」。バンカー上のレーキのラインがホールを向いていたことも,アグレッシブにさせた理由なようです。レイアップするとそのラインに逆らって打つので,難しく感じたのだそうです。

マキロイとハリー・ダイアモンド

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優勝したマキロイのキャディはハリー・ダイアモンド。マキロイの幼なじみで,長年の相棒だった JP Fitzgerald と2017年全英直後に別れたあとに,マキロイのバッグを担ぐようになりました。

これも外野からは「まともなキャディじゃない」とか「ただバッグを担ぐだけのやつだ」とか「マキロイは話を聞いてくれる人が欲しいだけ」とか,心ない批判というか悪口が寄せられましたが,実はぜんぜんそんなんじゃないよと言っているのが,この記事です。

これによると,ハリーは寡黙だけど誠実な男。「ただバッグを運ぶだけ」というのはまったくの誤解で,とある情報ソースによると,大会前には入念にコースを調べ,マキロイのショットのスタッツから戦略を立てると。

ハリー・ダイアモンド自身も才能あるゴルファーで,マキロイと同じく Michael Bannon に習い,アイルランド代表としていくつかのタイトルを獲っているようです。なので,ゴルフのこともマキロイのこともよく知っている。キャディーとしては最有力候補だし,マキロイもそう思っている節がある。

マキロイいわく,

“People just think he's my best friend and I got him on the bag because I didn't want to listen to anyone else but that's not true," said McIlroy in the aftermath of his win at Sawgrass. "Harry is an accomplished golfer and he has turned into one of the best caddies out here, if not the best. He's so committed. He's so professional. And having him by my side out there is so good, and it's so comforting.

「彼は僕の親友で,彼をキャディにしているのは僕が人の話を聞きたくないからだって人々は言うけど,それは正しくないよ。ハリーは完成されたゴルファーで,ベストではないにしろ最高のキャディだ。彼はコミットしてて,とてもプロフェッショナルだ。彼が隣にいてくれるのはとても良いことだし,とても居心地がいい」

"He knows when to talk to me, whenever I need distracted, in terms of not thinking too much about what's going on around me in the tournament, and he also knows when to say a couple of things. He's been a big part of this."

「彼はいつ僕に話しかけるべきか知ってる。試合中に起こっていることを僕が考えすぎないように,気晴らしが必要なときはいつも。タイミングもそうだし,話すべきことも分かっている。THE PLAYERS での優勝の大部分は彼に負っているよ」

フリートウッドとイアン・フィニス

そんなマキロイとダイアモンドとの関係で思い出したのが,トミー・フリートウッドとそのキャディー,イアン・フィニス。

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イアン・フィニスはトミー・フリートウッドの最も古くて最も親しい友人のひとり。ともにアマチュアゴルファー時代には輝かしい成績を残し,その後地元のゴルフクラブ Formby Hall でアシスタントプロの職に就く(ちなみにフリートウッドはここのメンバーです)。フリートウッドとフィニスとの歩む道は,まったく別のものになるかに見えた。

状況が変わったのは,2016年の春。フリートウッドは不調に苦しみ,ドライバーイップスも出る始末。7週間で5回の予選落ちをして,フリートウッドは彼のチームを変えようとした。コーチにはアマチュア時代に師事して彼のスイングの基礎をつくった Alan Thompson を呼び寄せ,そしてイアン・フィニスにも連絡をとった。

気心の知れたフィニスをそばにおいたフリートウッドはすぐに復調。Royal Troon で開催された全英では予選落ちしたものの,2016年後半はヨーロピアンツアーで4回のトップ10入りを果たした。

以降,かつて世界アマチュアランキング1位だったフリートウッドはヨーロピアンツアーで優勝4回,2017年の「Race To Dubai」も制した。

イアン・フィニスは35歳。イングランドの女子サッカー代表のゴールキーパー Rachel Brown と結婚している。

THE PLAYERS の練習ラウンド,17番ではフリートウッドの内側につけたようですよ。

その THE PLAYERS を勝ちきれなかったフリートウッドに,きっと心ない声が寄せられたことでしょう。フィニスはしっかり擁護しています。

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トミーとイアンがどれだけ仲良しか,これで分かるでしょう。トミーの第一印象は「very small」と,イアン。

フューリックとマイク・コウワン

こちらのブログで知った話ですが,

THE PLAYERS で2位に終わったフューリック。カップにピンを挿したままパットするのは,71歳であるマイクの仕事を少しでも減らすため,だそうです。

フューリックといえば,昨年秋のライダーカップでUSチームのキャプテンという重責を担い,カップ奪還を果たせなかったところ。

「フューリックは12人のベスト(注)なアメリカ人プレーヤーを率いたがヨーロピアンチームを倒せなかった。なので,自分ひとりでそれをやろうとしてるところ。注:11人とフィル・ミケルソン」