頭脳(アタマ)のゴルフ―"両耳の間"を使う奴が練習魔に勝つ (ノン・ブック)
- 作者:三好 徹
- メディア: 新書
こちらの本も,川田太三『ゴルフライフ 極上の愉しみ―もう一歩深く、ゴルフをエンジョイするために』のときと同様,dell92さんのブログ「ゴルフも人生も no plan (;´Д`) 」でその存在を知りました。
そのdell92さんのブログで過不足なくこの本についてまとめられているので,僕が付け加えることは何もありませんので,ただ要約すれば,
- 著者の三好徹は,文壇一の「理論シングル」でありゴルフ通
- 本書は,そんな著者がフロリダのゴルフ・スクール「スイング・ザ・シング」に体験入学した際のレポート
- 理論的に古いところもあるが,アベレージの素人が書いた本としてはかなり上級クラスの本
著者いわく,「ゴルフの上達の秘訣は,よいレッスン・プロにつくこと,ゴルフにあてる時間を確保することのふたつ」。千野栄一が「外国語の習得なのに必要なのはカネと時間。カネと時間を使って学ぶべきは,単語と文法」とばっさり言い切っていたのを思い出しました(千野栄一の先生の言葉だったか,うろ覚え)。
- 作者:千野 栄一
- 発売日: 1986/01/20
- メディア: 新書
だが,金と暇なんて普通の人はなかなかかけられないので,「そのかわりに頭を使えば,それなりに成果があがるのではないか」,というのが,「頭脳(あたま)のゴルフ」を提唱する理由。
そういえば,「レッスンしてきて頭が悪い人はいませんでしたが,使ってない人は結構います」と言ってた人もいましたね。
本書にかかれている内容にすべて賛同するわけではないですが,著者が「まえがき」のはじめに書いた,この考え方にはまったく同意します。