ゴルフスクールなんかでレッスンを受けていて,言われていちばん嫌なフレース。それが,「◯◯すれば自然に△△になる」です。
それが「自然に」ならないから困っているんだろうが!
具体例としては,「バックスイングでハーフウェイまで上げれば,自然にコックが入ってクラブはトップまであがる」,が最たるものでした。こっちとしては「自然」にはいかないものだから,「どのタイミングで」「体のどこを意識して」コックを入れればいいのか,悩みが増すばかり。
結果的には,正しいグリップを身につけたことで(ゴルフ歴5年目にしてようやく正しいグリップを身につけつつある - Linkslover),おっしゃる通りに自然にコックが入るようになりました。
コーチたちは,「自然にいかないんです!」っていう訴えを聞いて,「そんなことないでしょ」って言うんじゃなくて,「もしかしたら✕✕ですかね」っていうふうに頭が働かないものなんですかね。
中井学がいうような「ヒップターンすれば,腕は勝手についてくる」(中井学『ゴルフ 無駄な知識を捨てる技術』池田書店 - Linkslover)という言説も,「アームローテーションが無意識にできるようになって」という前提のもとにだと思うのですが,きっと,あらゆる「◯◯すれば自然に△△になる」があって,なので正確に言うならば,「もし✕✕だったとすれば,◯◯すれば自然に△△になる」だと思うんですよね。
ということで,「◯◯すれば自然に△△になる」というものの言い方は,言う方も言われる方も気をつけましょうよ,という戯言でした。