グリップ,といっても,ラバーとかコードとかのではなくて,いかにクラブを握るかという方の話です。
何かにつけて「◯◯は自然になるから」という説明をするコーチを僕は信用しないのですが(それが自然に起きないから苦労してる!),「バックスイングでコック(あるいはヒンジ)は自然に入るから気にしないでいい」ということを言われるたびに,カチンと来たし絶望的になってたんです。どうやったって「自然に」は起こらないぞ(少なくとも僕の身には),と。
で,いろいろ考えたあげくに,「もしかしたらグリップのせいなんじゃないか」と思うようになり,でも書かれている通りに握ったら違和感しかないな? ほんとにこれでいいのかな? でもだからこそ直す必要があるんじゃないか……,なんて堂々巡りの考えをしているときに,何かのはずみにで見たショーン・フォーリーのこの映像。
Sean Foley - Weigh Transfer.flv
テーマは体重移動のはずなのに,フォーリーのこのグリップが気になってしょうがない。これってやっぱり今までの僕のグリップが間違いだったんだ!と,「疑念」を「確信」が少しだけ上回った瞬間でした。
なんて話をkkにしてたら,「グリップ先生」はいいよ,と言われ,Amazonプライム会員なのでさっそく注文してさっそく家に届いてさっそく握りしめてみました。
カスタマーレビューに「書いてあるサイズよりワンサイズ上を選ぶといいかもしれません」なんてあって,最初は僕もそう思ったのですが,なんてことはない,握り方が間違っていただけで,実際にはほぼちょうどいいサイズ(ちなみに僕のグローブのサイズは22cmなので,Lサイズを買いました)。握り続けていくうちに分かってきた,「左右の手の一体感」の意味。「左手親指と右手生命線を重ね合わせる」の意味……。うーむ,今まで5年間はなんだったのか。そしてこのグリップなら,ここに書いたような右腕のリリースができそうな気がする……。
いやー,ほんとにゴルフっていうのは学びの連続だし,違和感との戦いですね。新しい動きが「自然」に感じられるまでは。