Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

「Pro V1 より Snell の方が飛ぶ」というのは本当かもしれない

ちょっと前にANSERFREAKの遠藤さんから直接聞いたんですが,「Snellは飛ぶ。Pro V1 とかよりも飛ぶ」と。実際,ACTEKではSnellのボールだけ販売しているようです。

いまどきボールの飛距離性能でそんなに差があるものかしら,とずっと思っていたのですが,最近スネルゴルフジャパンがFacebookに書いていた以下のコメントとリンク先の情報を見て,案外本当かもな,と思いました。

https://www.facebook.com/snellgolf.jp/posts/1138098606222374

自分が使っているボールが、本当はどんな性能なのか、知っていますか?

雑誌の比較テストや、ゴルフ仲間の評判を聞いて、ゴルフボールを選んでいらっしゃると思います。しかし、客観的な評価を手軽に知りたいと思うことはありませんか?

そんな時に便利なのが、USGAが公表しているThe List of Conforming Golf Balls(ルール適合ボール一覧表)です。

https://www.usga.org/ConformingGolfBall/gball_list.pdf

この表の見方は、リンク先のPDFの最初のほうのページに記載されています。これをもとにスネルの製品を読み解くと、構造は、GET SUMは2P-1cとありますから、2層構造でカバーが1層、MTBの3P-2cとは3層構造でカバーが2層、ということになります。

中でも一番興味深い点が「スピン性能」の部分です。

英文字・ハイフン:英文字となっていますが、頭がドライバーのスピン量、後ろがウェッジのスピン量です。L/M/Hはそれぞれ低/中/高を意味します。

GET SUMはL-Mとありますので、ドライバーは低スピン、ウェッジは中スピンという意味です。
MTBはL-Hとあります。これは、ドライバーは低スピン、ウェッジは高スピンという意味です。

このリストを眺めてみると時々面白いことに気づきます。

まず、ほとんどのツアーボールはL-HまたはM-Hです。

しかし「飛んで止まる」と喧伝されているボールが、実は2ピースのL-Lだったり、「ツアー性能」と謳っているが実はM-Mだったりすることがあります。

あれ、値段の高いボール使っているのにスピンが効かないな。もっと練習しなきゃ……と思う前に、このリストをチェックしてみてください。

実際にリンク先のPDFを見ると,Pro V1もV1xもM-Hになっていて,要するにドライバーでは中スピン,ウェッジでは高スピンということですよね。なのでSnellのMTBの方がドライバーで低スピンな分だけ,(打ち出し角その他もろもろの条件によりますが)V1/V1xより飛ぶ可能性があるのかな……,と。

Snellのボールに対しては,このブログでいち早く紹介したにも関わらず,「結局V1xの方がかっこいいじゃん」というミーハーな気持ちと,「Snellは値段がコンペティティブとか言いながら,日本に来るとマークダウンしたV1xの方が安いじゃん」という気持ちとで,自分で買って試すことはなかったのですが,でもこのFacebookへのスネルゴルフジャパンの投稿を読んで,久しぶりにSnellのボールを試してみようかな,と思わされたのでした。

追記|2017-10-18

遠藤さん自身も,この件に言及されています

Snell -MY TOUR BALL- に関する面白い情報 (ANSERFREAK)