Instagramにゴルフコースの写真をアップするようになると,フォロワーからたまにメッセージをもらうようになりました。アメリカのjbecker23_からは,「Royal St George'sの写真ってないの? あったら投稿して!」と。
Royal St George'sは,イングランドで最高のリンクスコースとも言われ,是非行ってみたかったのですが少し気後れしていました。その理由のひとつは,帰りの道で川を越えてロンドン中心に入るあたりがものすごく混んでいること,もうひとつはビジターが簡単に予約できるかどうかわからなかったこと,でした。なのですが,そんなふうに言われたらプレーせざるをえまいという使命感にかられ,クラブのサイトを見てみたら,いつのまにやらアップデートされててオンライン予約がしやすくなっていること気づき,果たしてさっさと予約してさっそく足を運んだのでした。
http://www.royalstgeorges.com/
クラブ設立は1887年。全英オープン開催コースのひとつで,直近でホストしたのは2011年(次回は2020年の予定ですね)。このときはダレン・クラークが優勝しています。そのときのスコアカードはしっかりとクラブハウスに飾ってありました。
イギリスのリンクスが語られるときに,よく「カーヌスティは最もタフなリンクスコースだ」などと言われたりしますが,それに対して「そんなことを言っている人は,Royal St George'sでプレーしたことがあるのかね?」ということを,どこかで誰かが言っていたのを読んだことがあります。何がいいたいかというと,Royal St George's(その土地の名から「Sandwich」とも呼ばれますが)はとにかくタフなコースだということです。広大な敷地を贅沢に使い,高低差や土地のうねりをふんだんに活かした,ダイナミックでマスキュランなリンクスコース。それがRoyal St George'sで受けた印象です。
クラブハウスは,小ぶりながらシックでとても穏やかな雰囲気でしたけど。
ラウンドしたあとプロショップの人と少し話しましたが,ハイシーズンであったとしてもゴルファーでツメツメになるということもなく,ゆったりとした中でプレーを楽しんでもらうのがクラブの信条なんだ,ということを言われていました。
Sandwichといえば,まずは4番パー4のこのバンカー。なのですが,逆光でうまく撮れず…。近々改装されるようです。
5番パー4,ティーショットは海の方向に向かって打ち下ろし。こういうのがうまく打てると本当に気持ちいい。
14番パー5。フェアウェイを横切るクリーク。バックティーから330ヤード。古くは2打目に対してハザードだったのですが…。2020年の全英でも,風によってはティーショットでドライバーを使わないプレーヤーが出て来るのでしょう。
その14番のグリーンからティー方向をみた。ピンフラッグは「St George's Flag」,イングランドの国旗に使われているものですね。
Tue 26 Nov 2015