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パッティングの新手法|ボールではなくホールを見てストローク!

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The New Way to Putt

概要

「パッティングのときにはボールの一点を見つめ,ストロークが終わるまでそこから目を離すな」というのが伝統的な教えだが,新たな教えとして,「ボールではなくホールを見つめながらパッティングをする。ボールの後ろにクラブをセットしてから,パッティングストロークが終わるまで,ホールを見続ける」というものがある。

これを検証するために,40人のプレーヤーを対象にテストを行なった。被験者のハンディキャップは8から36。20人ずつのグループに分けられ,ある組は伝統的な方法,別の組は「カップを見ながらストローク」の方法で練習をした。

結果。ロングパットでは,ストローク中にホールを見たグループが,ボールをカップ近くまで寄せられた。28フィートから43フィートのレンジでは,カップを見るグループが平均残り距離28インチなのに対し,ボールを見るグループは残り平均37インチ。

ショートパットでも,カップを見る方がいい結果だった。3フィートから8フィートのレンジでは,カップを見るグループは残り平均9インチ,ボールを見るグループは残り平均12.5インチ。厳密にはこの差は統計的に有意ではないが……。

最も驚くべき事実は,ボールを見るグループが上達するスピード。3フィートから43フィートのレンジからのパットで,ボールを見るグループは最初平均29インチを残していたのが,45パット練習するだけで,平均残り距離が20インチに縮まった。

ボールを見てストロークするのがいい理由として,3つある。

1) 脳の強みを活かせる
野球のピッチャーがキャッチャーミットを見てボールを投げるとき,ピッチャーは両目を使って目標物を見ている。脳は両目で捉えた情報の微妙な差を計算して,対象物までの奥行・距離を計算し,その結果,(ゴルフであれば)適切なタッチで距離感が出せる。同時に,グリーンの傾斜や芝目も目に入る。パットのアドレスでボールを見ると,これらすべての情報を記憶しなければならず,ボールを見ている時間が長くなるほど,この情報が薄れていく。

2) ほぼまったく上体がぶれない
パッティング中に上体が少しでも動けば芯で安定してヒットすることはできない。カップを見るグループはパッティング中に上体を保てていた。

3) インパクトで減速しない
まずいパットに共通する要因は距離感のなさで,スピード,距離,ペース,なんと呼ぼうが,強すぎ・弱すぎのパットが,ミスパットの要因。距離感の自信がないとき,ヘッドがボールに向かい始めるときに脳は常に「ブレーキを踏め!」と叫び,インパクトで減速する。減速は距離感とともに方向性も失わせ,そして減速するとたいがいはフェースが開く。

おまけ

そういえば,この本の中でも,パッティングの練習方法のひとつとして,カップを見てストローク,というのが出ていたような(記憶違いだったらすみません)。

新 インナーゴルフ

新 インナーゴルフ

追記|2015-03-25

ホールを見てパットするやつ,コースで試してみました。ボール見なくても普通に打てますし,そういう意味では思ったよりマユツバではないってとこですが,しかし問題なのは,家や練習グリーンでの練習ではなく実際にコースに立ってスコアを気にしながらプレーしているとき,本当にこの方法にコミットできるかどうか,というところだと思います。やっぱり,どうしても決めたい微妙な距離のパットだと,慣れ親しんでいる方法で打ちたくなるんですよね。

追記|2015-04-13

マスターズ2015を制したジョーダン・スピースはカップを見てパッティングしてるよねって話が。

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