ターンベリーのアイルサコースでプレーしたとき,18番ホールの2打目でキャディに最初に7番アイアンを渡され,「いや,やっぱり8番だな」ということで8番アイアンで打ったショットはピン手前5ヤードで,あれが私の中では最も記憶に残る「ビトウィーン・クラブ」な状況だったわけです。
そういうときに,ではどうすればいいのか? スイングを変えるのか,短いクラブをハードヒットするのか,あるいは長いクラブを軽く振るのか? といった疑問に,「長いクラブを短く持って(choke up)打つのがいちばんシンプルでいいよ」とこたえているのが,このGolfWRXの記事です。
GolfWRX "Between clubs? Choking up is always the best strategy"
http://www.golfwrx.com/241613/between-clubs-choking-up-is-always-the-best-strategy/
まずいちばん上の点が,普通の長さで7番アイアンを打ったときのショット。
- クラブヘッドスピードは 82.3mph
- ボールスピードは 113.4mph
- 打ち出し角は 17.2度
- スピン量は 6836rpm
- 高さは 103.6 フィート
- ランディング角は 55.6度
- キャリーは 152.3ヤード
次に,真ん中の点が,1インチ短く持って打ったときのショット。
- クラブヘッドスピードは 79.0mph
- ボールスピードは 107.9mph
- 打ち出し角は 17.2度
- スピン量は 6477rpm
- 高さは 80.5フィート
- ランディング角は 50.9度
- キャリーは 139.7ヤード。
1インチ短く持つと,キャリーは12.6ヤード減少。高さは23.1フィートも低くなったのに,ランディング角は4.7度しか違っていない。ランは3.5ヤード。
最後に,いちばん下の点が,2インチ短く持って打ったときのショット。
- クラブヘッドスピードは 77.4mph
- ボールスピードは 102.3mph
- 打ち出し角は 13.5度
- スピン量は 5592rpm
- 高さは 61.5フィート
- ランディング角は 45.3度
2インチ短く持ったことで,キャリーは20ヤード以上減少。スピン量は 1344rpm の減少。これにより,ランは 6.8ヤード(20.4フィート)に。
ということで,choke up をマスターすれば,クラブ9本とかでも全然問題なくラウンドできそう……,かも。ちなみに,感覚的にいえば,1インチって指2本の幅ぐらいですかね。