ライダーカップ開催コースでプレーする幸運に恵まれました。「Twenty Ten」は,その名の通り,2010年のライダーカップをホストしています。Celtic Manor には Twenty Ten,Roman Road,そして Montgomerie という3つのコースがあり,Twenty Ten が他の2コースから距離的に少し離れているだけでなく,クラブハウスも別,ドライビングレンジも別になっています。ドライビングレンジは芝の上から打てます。
Twenty Ten では僕がプレーしたつい2日前までウェールズオープンが開催されていたこともあり,グリーンは硬く速く,そしてラフは深く,というセッティングになっていました。
クラブハウスでは,ライダーカップの写真が飾られたりしていましたが,なんといってもゴルフファンにはたまらないのが,ロッカールームのロッカーに当時のネームプレートがそのまま取り付けられているところです。
スタッフの説明によると,ロッカールームはライダーカップ開催時に中央を壁で仕切られ,向かって右にヨーロッパチーム,左にUSチームが配されたそうです。僕が使ったロッカーはヨーロッパチームの側で,スタッフは「タイガー・ウッズのロッカーは逆の側にあるよ」と教えてくれましたが,僕としてはルーク・ドナルドのネームプレートを見れたことがいちばん感慨深かったです。そして,ルークが今年のライダーカップに出場できないことを,改めて残念に思いました。
コース自体は,半分以上にウォーターハザードが絡みます。この点,自然の地形を活かした Roman Road や Montgomerie とは趣きがだいぶ違いますが,「リスクとリワード」を演出した設計,ということになるのでしょう。水がからむホールで印象的なのは,3番のパー3を皮切りに,2打目がクリーク越えになる5番のパー4,右ドッグレッグでホールを通じて右にウォーターハザードが配されている6番パー4,ティーショットは左の池・2打目はグリーン手前の池に気がとられる12番パー4,ヒロイックな気分を演出する18番パー5,ということになりましょうか。他に印象的なのは15番右ドッグレッグのパー4で,右のショートカットを選べばリーチャブルなパー4だがグリーン幅は狭く,左のショートカットを選べば奥行のないグリーンに対してのアプローチショットが残るという,分かりやすい造りになっています。
プレーした日はとあるゴルフイベントで,ステーブルフォードによるチーム戦のショットガンスタート,ということでスコアはつけませんでしたが(というか途中ボロボロでスコアを付けられる状況になかった),11番からスタートして最初にパー,そのあと16番までボロボロ,17番のパー3はグリーン右下にティーショットを外すけどアプローチがベタピンで寄せワン,そのあと18番から最後の10番までは割と安定してボギーペースでプレーができました。この日はアイアンショットがことごとくスライスしたけれど,よくよく振り返ればそれはスイングの問題ではなくアライメントが右に向いていたことが原因だったのだろうと判断しました。
ちなみに,いちばん長い青ティーで7493ヤード,白が7008,黄色が6570,赤が5692。パーはすべて71です。
23 Sep 2014