2010年のライダーカップはウェールズの Celtic Manor Twenty Ten Course で開催されました。 Celtic Manor はニューポートにある一大リゾートで,これについては後日詳しく書くつもりです。そこにゴルフコースが3つあり,Twenty Ten の他に,Roman Road と Montgomerie とがあります。幸いにもこの3つすべてでラウンドする機会がありました。
ということで,まずは Roman Road から。
手元にある「Peugeot Golf Guide 2006/2007: Europe's Top 1000 Golf Courses」では,この Roman Road は20点満点中17点を獲得しています。設計は,ロバート・トレント・ジョーンズSr.。ジョーンズJr.は,日本ではオーク・ヒルズCCや美浦GCなどを設計していますが,シニアの方はグランディ那須白河GCと軽井沢72の西コースらしい。そういえば,リース・ジョーンズはこのシニアの息子でJrの兄だということを,こないだ知りました。
手元の資料によると,この Roman Road は,
当リゾート(Celtic Manor)に造られた最初のコースで,オープンは1995年。その後すぐに,Golf Monthly 誌によって,「ウェールズの内陸のコース(inland course)として最上級」とランク付けされた。2005年から2007年まで,Celtic Manor Wales Open を開催。
とのことです。
白ティーからで6,481ヤード,黄色ティーからで5,986ヤード。ともにパー70。丘の中腹に造られているので,見晴らしは最高。自然の高低差を活かした設計です。芝の質は,フェアウェイ,グリーンともに最高。ふかふかのフェアウェイを歩くのはやっぱり気持ちがいいです。ターフもばっちり取れます。
残念ながらこの日はだいぶ前が詰まっていて,ティーインググラウンドで5分ぐらい待たされることがしばしば。それでリズムを崩してティーショットでダフり連発,というのはただの言い訳ですが,逆に前後の組の人たちとたまに会話ができたのは楽しかった。特に前の4人組はウェールズの人たちで,「もうリタイアしてるから平日いろんなとこでやってるよ。Celtic Manor は確かにキレイだけど,ウェールズには他にもいいコースがいっぱいあるよ」と言ってました。後ろの4人組からは,「みんなで話してたんだけど,おまえ何歳だ? バンカーじゃないかとか,学生じゃないかとか言ってるんだけど」とかも。スコアやプレーはともかく,こうやって気兼ねなく会話ができるのも,また楽しいです。
22 Sep 2014