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タイガー・ウッズのスイングの分析

タイガー・ウッズがスイングコーチのショーン・フォーリーと契約を解消,というニュースでにぎわっていますが,2000年のときのタイガーのスイングと2014年のタイガーのスイングがどこでどのようにどれぐらい違っているのか,それをさまざまなコーチが分析している,Golf Digest の記事です。

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What should Tiger Woods do to fix his swing? We ask top teachers to weigh in - Golf Digest

"The most obvious thing to see is that he has a tremendous forward lean with the shaft down through impact now," says Jacobs, who was the 2012 Metropolitan New York PGA Teacher of the Year. "The more that angle between the lead arm and club is increased, the more you're going to hit down on the arc, and the more you're going to skew the path to the right. With the driver, it's even more pronounced. That's why you're seeing him have to aim so far to the left and make a violent contortion with his body to try to shove the ball out to the right."

「明確に見受けられるのは,ダウンスイングからインパクトにかけて,シャフトがものすごく前に傾いているようになった」と,Michael Jacobs (2012 Metropolitan New York PGA Teacher of the Year)は語る(いわゆるハンドファーストがきつい状態)。「左腕とクラブとのあいだの角度が増えるほど,より打ち下ろす度合いが強くなる,そしてより軌道が右に寄るようになる。ドライバーでは,それがより顕著になる。だから,タイガーはかなり左に狙い,恐ろしいほど体をねじって右にボールを押すことになっている」



上の写真で,青いのは2000年のタイガーのスイング,黄色いのは2014年現在のスイングです。明らかに今のスイングではハンドファーストがきつくなっています。

ハンドファーストが強まれば,インパクトでロフトが立つので,ボールスピードは増して飛距離は伸びます。しかし,クラブが長くなればなるほど,ボールの高さとコントロールを得るのは難しくなります。ドライバーや3番ウッドでは,右へのフケ球か左へのプルフックという,両方のミスが出ます。

"On iron shots, he still returns the club to impact pretty close to where he sets up," says top teacher Bernie Najar, who is based at Caves Valley Golf Club in Owings Mills, Md. "But with the driver, he comes in with his hands much higher, and a lot of forward lean on the shaft. I haven't seen too many good drivers of the ball with that relationship.

「アイアンショットでは,インパクト時のクラブの位置はセットアップのときと非常に近い位置にあります」と語るのは,トップティーチャーの Bernie Najar。「しかしドライバーでは,手はかなり高い位置にあり,シャフトはとても前に傾いています。そのような位置関係にあるいいドライバーショットというのは,まず目にしませんね」

"I'm sure he sees his numbers on TrackMan, and he's trying to zero out his swing path," says Top 50 teacher Brian Manzella, referring to the TrackMan measurement that indicates the club is coming through impact exactly square to the path. "If you're trying to zero out your path and you're hitting down on it like he does, you have to aim left to compensate. That's something that TrackMan doesn't show."

「タイガーがTrackManの数値を目にしているのは間違いないでしょう。そして彼は完全にスクエアなスイングを目指している」と語るのは,トップ50ティーチャーの Brian Manzella。「もしスクエアな軌道にしようと思って,そして今のタイガーのような打ち下ろすスイングをしていると,左に狙いを定めないといけなくなる。それはTrackManからは読み取れないことです」
タイガーのドライバーのスイングとアイアンのスイングはかなり違っているともいいます。タイガーの今の体の状態だからこそこのようなスイングをせざる得ないのか,あるいはこのようなスイングをしているからこそ腰などをいためているのか,それはタイガーとフォーリーにしか分からないわけですが,後者の可能性が強いでしょう,という見立てもあります。

この元記事は8月7日付けで,「もし来年タイガーがメジャーを穫れなかったら,次のアイデアはショーン・フォーリーから来るのか,あるいは他の誰かから来るのか」という予言的なことも書かれていました。