「70台のスコアを出す究極のクラブ選び」という大層なサブタイトルがついておりますが,フォーティーンの代表である竹林隆光氏が書かれた本。
- 作者:竹林 隆光
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
「はじめに」に書かれた文章によると,
この本は従来の単なるクラブ選びの本ではありません。クラブの本質や概念を説明した上で,さらにクラブといい関係を築くとはどういうことなのかという,クラブとの付き合い方の本質にもふれてみました。
という意欲的なものなようです。
目についた点をまとめると,
第1章 70台のスコアを出す究極のクラブ選び
- 求めるべきは「自分にピッタリのクラブ」ではなく「自分が使いこなせるクラブ」
- 自分の能力に近いクラブを選ぶと,クラブのスペックは自ずから決まってくる
- 自己分析を行ない,自分の弱点を知り,その弱点を補うクラブを求めることで,今までできなかったことができるようになる
- 「90の壁」を切りたかったら,たまにすごいショットが出るクラブより,安定していいショットが出るものを選ぶべき
- クラブは洋服のようなもの。成長に応じて買い換えていく
- 歳をとったからといってラクなクラブに変えてしまうと,ますます老化が進むだけ。そこで我慢をして努力した方が,より長くゴルフが楽しめる
- 道具を変えるなら違うイメージのものに。明らかに違うからこそ,その新しいクラブにアジャストしようと努力する。なまじ近いと差異が気になるばかりになる。
第2章 クラブといい関係を築く
- オートマチックなクラブより何らかの癖のあるクラブの方が,ご機嫌を伺いやすいし付き合いやすい
- トップの深さはクラブの慣性モーメント(あるいは重量)で変わる
- 「スイングはひとつ」ではない。14本それぞれに向き合い,癖をつかみ,付き合っていくべき。
第3章 ゴルフクラブの真実
第4章 スコアアップとクラブの関係