Linkslover

世界中のどんなコースに行っても恥ずかしくない/戦える/コースと対話できる。そんなゴルフをしたい。

ゴルフの本

ジャック・ニクラウスがスイング中に感じていること

改めてニクラウスのこの本を読んでみて,始動からハーフウェイバックのあたりまではところは参考になるなと思いつつ,切り返し以降は「下半身がリードしてあとは勝手に」ということしか本質的には書かれていないので,ちょっと残念。 僕が個人的に大事にした…

人間の体の中身は左右対称ではない。菊池雄星が始めた「左特有の投げ方」

「プロ野球における大型左腕の伸び悩みが顕著」な中で,なぜ菊池雄星が着実に成長しているのか? その影には,自らも左投手であった「ピッチングコーチ・土肥義弘の存在」があり,さらに「人間は左右非対称の身体である」という認識がその支えになっている。…

ハンク・ヘイニー『オメーラ・レッスン:40歳を過ぎてもゴルフは上手くなる』

中井学の著書を批判した記事に対するコメントで教えていただいたのが,この本です。 オメーラ・レッスン―40歳を過ぎてもゴルフは上手くなる作者:ハンク ヘイニーメディア: 単行本 「オメーラ・レッスン」と言っていますが,実際にはハンク・ヘイニーの本です…

ライフ・エキスパート『ゴルフ正しいのはどっち?:ミスショットしなくなる!』KAWADE夢文庫

もうこの「ライフ・エキスパート」の本はいいやと思ってたんですが,本屋で眺めてみたら,アドレス時のつま先の向きについての記述があったので,ついつい買ってしまいました。 なぜスイング理論には真逆のものがあるのか? この本がいうには,「正しいスイ…

Wexler『Lost Links: Forgotten Treasures of Golf's Golden Age』|オーガスタに関する記述だけでも十分に面白い

その名の通り,「失われたゴルフコース」を解説したものです。 Lost Links: Forgotten Treasures of Golf's Golden Age作者: Daniel Wexler出版社/メーカー: Wiley発売日: 2003/03/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る 数十ものそうしたコー…

Waters『Sand and Golf: How Terrain Shapes the Game』|「砂地とゴルフ」に関する真摯な考察

まえがきにTom Doakが寄稿しているのでこの本を知ったと思うのですが,「砂地とゴルフ」をテーマにした一冊です。著者がこの本で目指しているのは,Prologueに書かれているように,「砂地に作られたゴルフコースに対する自らのパッションをを読者と共有し,…

篠原久典『ナノカーボンの科学:セレンディピティーから始まった大発見の物語』講談社

この本に続いて,素材に関する探求です。グラファイトシャフトについての理解を深めるという目的にはまったく即していませんでしたが,これはこれで面白かった。 ナノカーボンの科学―セレンディピティーから始まった大発見の物語 (ブルーバックス)作者:篠原 …

Rowlinson『World Atlas of Golf: The greatest courses and how they are played』|ルーティングも歴史も設計の基礎も

僕が持っているゴルフ本の中でどれがいちばん好きかと問われたら,たぶんこの本を挙げると思います。理由としては,サイズが大きい,イラストと写真が豊富,文章も豊富,有名なコースを数多く解説している,ホールの改装についても触れられている,そして何…

Jones『Golf by Design: How to Lower Your Score by Reading the Features of a Course』|ロバート・トレント・ジョーンズJrが設計家の観点からコース戦略を解説

ロバート・トレント・ジョーンズJrは。日本でも,オーク・ヒルズや美浦などの設計で知られています(ソース)。その彼が著した「Golf by Design」,その副題「How to Lower Your Score by Reading the Features of a Course」がまさに示しているように,テー…

『Peugeot Golf Guide 2006/2007: Europe's Top 1000 Golf Courses』|プジョーによる,ゴルフコース版ミシュラン・ガイド

かれこれ3年近く前になりますが,イギリスに行くことになるかもしれないと分かったときに,最初に買った本がこれでした。プジョーによる,ヨーロッパのゴルフコースガイド。いわば,ゴルフコース版ミシュランガイドです。 Peugeot Golf Guide 2006/2007 2006…

『Royal Dornoch Experience』|ドーノッホの魅力を写真とイラストで紹介

永遠の旅を続ける『風の大地』の沖田圭介は,いまセント・アンドリュースでプレーする前にロイヤル・ドーノッホに向かったと風の噂で聞きました。 そのRoyal Dornochを,18ホールのイラストによる解説と,美しい写真の数々とで解説しているのが,この本です…

ミーオドヴニク『人類を変えた素晴らしき10の材料:その内なる宇宙を探険する』インターシフト

グラファイトシャフトの新製品情報を追えば追うほど,自分がグラファイトについてまったく知らないことを痛感し,ちゃんと知りたいなとずっと思っていたのですが,とっかかりにこの本を読んでみました。 人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を探…

奥嶋誠昭『ザ・リアル・スイング:科学が解明した「ゴルフ新常識」』実業之日本社|この内容が「常識」になってほしいと真に願う

またしても面白い本に出会いました。データ解析をベースにしたスイング分析に関するものです。 スイングにおける「側屈」の重要性については,僕が以前参加したワークショップで耳にしてましたので,そういう点ではスムーズに読み進めることができました(こ…

パッティングのときのボールの位置は,思っていたより体に近い

最近パッティングがなあなあになっていたので,ジョーダン・スピースを真似てグリップをSuperStrokeに変えてみたり,家での練習を始めてみたりしているタイミングで,ちょうどよくこんな本が出たのでさっそく買って読んでみました。 ワッグルゴルフブック 世…

ヒップターン中井学の変節|その態度は煮えきらず,「プロとアマ」という二分法に拘泥している

いま日本でもっとも注目されるべきゴルフトレーナー・スイングコーチのひとりである高野裕正さんのブログでこの本の存在を知りました。 誰もいわなかったゴルフの基本: 本当に必要なことはたったコレだけ!!作者:中井 学出版社/メーカー: 河出書房新社発売日:…

三觜喜一『ゴルフは直線運動(スイング)で上手くなる!』日本文芸社

あいかわらずスイングでお悩み中なんですが,そんな中でいまいちばん参考にしているのが,三觜さんの教えです。Golf Performance Managementでもおなじみですね。YouTubeの「MITSUHASHI TV」のレッスン動画はけっこう評判になっているようですし,実際に実践…

Royal Worlingtonはゴルフクラブであるよりも社交クラブである

この『Routing the Golf Course』という本の中で,イギリスのRoyal Worlington & Newmarket Golf Clubというコースについての記述があったのですが, Routing the Golf Course: The Art & Science That Forms the Golf Journey (Forrest Richardson Golf Gro…

『Tommy's Honour』が映画化された|原作読んでないけど

フェイスブックのタイムラインに流れてきて初めて知りましたが,オールドとヤングのトム・モリス親子を描いた『Tommy's Honour』が映画化されたみたいです。 www.youtube.com 原作はこちら。 Tommy's Honor: The Story of Old Tom Morris and Young Tom Morr…

『Play Strategic Golf: Course Navigation: How To Position Yourself To Score Like The Pros』

「スイングを変えることなく,練習をすることなく,考え方を変えていくつかの戦略的な原則をゲームに持ち込むこと意外に何もしないで,次のラウンドでスコアを6から10減らせる」と謳うのが,この本です。 著者のエリック・ジョーンズは,PGAクラスAプロフェ…

ゴルフ本の世界における「マスター」とは何か|2016年12月現在

こう見えてわたくしは大学時代に数学の本を何冊かかじっていたんですが,それはさておき,偉大なる数学者のアーベルがこんなことを言ってるんですよ。 "It appears to me that if one wants to make progress in mathematics, one should study the masters …

Tony Dear "The Story of Golf in Fifty Holes"|ゴルフの歴史を50のホールで語る。あるいはゴルフの歴史が染み付いた50のホールの話。

今週の全英オープン開催地 Royal Troon といえば,8番パー3 "Postage Stamp" が有名ですが,1909年にこのホールが "Postage Stamp" というニックネームを抱くにいたった理由,1950年の全英で「15」を叩いたドイツのアマチュア選手,1997年に「6」を叩いたタ…

Brandel Chamblee『The Anatomy of Greatness: Lessons from the Best Golf Swings in History』|Golf Channel の名解説者ブランデル・シャンブリーによるスイング解説

どの世界でも,「評論家自身はどれだけできるのよ?」「評論はなんでそんなに偉そうに語れるのよ」問題ってあると思うんですよね。ゴルフの場合,その筆頭が Brandel Chamblee だと思うんですよ。最近だと,マキロイが今のまま筋トレしまくってると,タイガ…

デイビッド・レッドベター『The A Swing: The Alternative Approach to Great Golf』|AはオルタナティブのA,試してみる勇気はないが

「Aスイング」でググってみたら,2013年の日経の記事「松山、新理論…レッドベターに聞くゴルフの未来 」でレッドベターが直接その理論について語っているものが見つかったのですが,そこに書かれているように, 「Aスイング」の「A」は“alternative”(オルタ…

鈴木康之, 藤岡三樹臣, 杉山通敬『痛快!ゴルフ学』集英社インターナショナル

なぜ表紙が坂本竜馬なんだ,というが,誰しもが最初に抱く印象だと思いますが……,前に取り上げた印南一路『すぐれたゴルフの意思決定』東洋経済新報社の中で,「コース設計家が錯覚をどう使うか知れば,錯覚のある場所が見抜きやすくなり,錯覚を予防するの…

印南一路『すぐれたゴルフの意思決定』東洋経済新報社

すぐれたゴルフの意思決定―「熟慮速断」の上達法作者: 印南一路出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/02/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 抜粋 ゴルフは意思決定のスポーツであり,意思決定力の向上が本当の意…

ライフエキスパート『ゴルフ ミス・ショットが驚くほどなくなる本』河出書房新社

何者かよく分からない「ライフ・エキスパート」による本ですが,いわく, さまざまな不安や悩みをかかえる現代人。その生活全般に鋭いミスを入れ,心身ともに充実した豊かな毎日を送るためのノウハウを多角的に研究。日本人のあるべき理想のライフスタイルを…

『Golf Science: Optimum Performance from Tee to Green』|パフォーマンス向上のための科学的知見一覧

僕のような理屈好きにはうってつけの本です。このブログで書いているようなネタの宝庫と言ったらいいのか。 ゴルフの科学といえば,"The Physics of Golf" や "The Science of Golf" といった本もあって,それらは主にスイングとそこから放たれるショットに…

尾林弘太郎『ロジカルゴルフ:実戦ノート』日本経済新聞出版社

ロジカルゴルフ実戦ノート 日経プレミアシリーズ作者:尾林 弘太郎発売日: 2013/06/18メディア: 新書 抜粋 上手くなっていく「上達ゴルファー」は上級者の考え方を持ちます。その思考技術の基本をまとめたものが1作目の『ロジカルゴルフ スコアアップの方程式…

Tom Doak『The Confidential Guide To Golf Courses』|ゴルフコースに対する純粋で率直な批評

個人的な経験を語るならば,『ゴルフコース好奇心―ANALYSIS OF A GOLF COURSE』でコース設計の基礎を知るとともにマサ・ニシジマ氏の名前を憶え,その流れで Tom Doak の名前に出くわすとともに彼が新進気鋭のゴルフコース設計家であることを知り,そしてそ…

尾林弘太郎『ロジカルゴルフ:スコアアップの方程式』日経プレミアシリーズ

愛読しているブログ「ゴルフも人生も no plan (;´Д`)」では2年半前にこの本に対する評が載っていまして, タイトルのロジカルゴルフは大げさですな。そこまで論理的なものではなく、タイトルのロジカルと言うイメージとは違い、上達のための137のメッセ…