https://www.15thclub.com/2019/08/05/ten-notes-know-august-5th-2019/
先週のゴルフ界最大のストーリーは渋野日向子。日本国外で初めて出場した大会となる全英女子オープンで優勝した。20歳の渋野は日本で男女を通じてふたりめとなるメジャーチャンピオン。1977年に樋口久子が Women’s PGA Championship を制して以来の快挙だ。
渋野にとっては最初のメジャー出場だっただけでなく,LPGAの大会に出るのもこれが初めてだった。最終日のバックナインで爆発し,5アンダーの31をマーク。リゼッタ・サラスに1打差での優勝となった。
LPGAの歴史の中で,21歳未満のプレーヤーのメジャー優勝はこれが15人目。男子とは対照的で,20歳以下でメジャーを制したのは1931年の PGA Championship での Tom Creavy 以来いない。
J.T. ポストンはボギーなしで Wyndham Championship を制した。PGAツアーの72ホールの個人戦でボギー以上がなく優勝したのは,1974年にニューオリンズでリー・トレビノが成し遂げて以来のこと。
ポストンは難しいパーパットを残さなかった。72ホールを通じて最も長かったパーパットはわずか8フィート,土曜日の15番ホールでティーショットを池に入れたときのことだった。5フィートより長いパーパットも,4日間を通じて5つしかなかった。
ポストンはトレビノ以来となるボギーなしでの優勝となったものの,今シーズンのPGAツアーで72ホールのイベントでボギーなしだったのは,AT&T Byron Nelson のスコット・ピアシー以来2人目。ピアシーは2位に終わっていた。
ポストンは大会前までボギー回避率がツアー94位で,平均ボギー数が111位。そして今シーズン,ボギーなしのラウンドは8回だけだった。最終日の「62」というスコアは,この大会の過去の優勝者の中では1992年のデービス・ラブ3世以来の最少スコア。
ウェブ・シンプソンは今大会でまた好成績を残し,ポストンに1打差の単独2位。2010年以来,今大会での通算成績は138アンダーパーで,これに次ぐのはビル・ハースの91アンダーパー。47打の差がある。
かつてアマチュアランキング1位だったビクトル・ホブランは,4日間とも「66」以下のスコアでまわり,4位に終わった。これでホブランはPGAツアーで16ラウンド連続のアンダーパーで,その間の平均スコアは「67.1」。プロとして出場した5大会で,67以下のラウンドを9回経験している。
今大会を終えてFedExカップポイント125位以内入りを果たしてプレーオフ進出を決めたのは,パットン・キザイアとアンドリュー・ランドリー。逆に圏外に追い出されたのはロバート・ストレブ(予選落ち)とアレックス・ノーレン(60位タイ)。今シーズンから3大会となったプレーオフは,今週ニュージャージーの Liberty National で開催される The Northern Trust から始まる。