Linkslover

旧:GOLF103。道具とかスイング理論とかコース設計とか海外ツアーとか,ゴルフのいろんな側面に興味があるんですが,結局は「自分のスコアがどうしたら縮まるのか」という観点から眺めています。イギリス在住中の2年間に名コースを巡ったのは遠い思い出(世界TOP100コースのうち20以上でラウンドしました)。

モリナーリが Stroke Lab シャフトに変えたわけ

昨年の全英オープンの覇者フランチェスコ・モリナーリがオデッセイの Stroke Lab シャフトに変えた効果を,モリナーリ自身ではないですが,パッティングコーチのフィル・ケニオン(Phil Kenyon)が語っています。

一般的な回答に留めるフィル・ケニオンに対して質問者(PGAツアーの道具担当 Andrew Tursky)も最後はテンション下がっている感が伝わってくるのですが,にしても「フィッティングが大事で,ストロークと道具も両方大事」というのは,まぁまっとうな話ですよね。

How Odyssey’s Stroke Lab shaft has helped Francesco Molinari improve his putting

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グリップは今でも Bettinardi なのか

Q:あなたはどのようにしてこの業界に入りましたか?

Phil Kenyon(PK):最初はプレイングプロフェッショナルでした。そのときに有名なパッティングコーチである Harold Swash に出会いました。そこから,他のツアープレーヤーと関係を築き,今に至ります。

Q:フランチェスコ・モリナーリと組み始めたのはいつですか? そのときのモリナーリのパッティングは?

PK:2018年の Bay Hill からです。当時彼は自身の基準に照らして少し苦戦していました。多くのことを改善しようと取り組みましたよ。エイミングであったり,ストロークの長さであったり,パター自体の長さであったり,セットアップであったり。

もちろん,一夜にしてすべて改善とはいきませんでしたが,フランチェスコの偉大な点のひとつは,彼は非常に没頭する人間であるということ。なので私たちは,少しずつ新しいパッティングを形づくっていきました。彼もかなりの努力をし,最終的にそれが実を結びました。

Q:全英で勝って以来,モリナーリはパターヘッドだけでなくシャフトも変えましたよね?

PK:パターを変えたとき,私たちが話したのは,どのパターを使うかということでした。私は Stroke Lab の開発に携わっていまして,そのテクノロジーはきっとモリナーリに役立つはずだと感じていましたし,彼もそう思っていました。それをテストすることに対して,私たちはワクワクしていました。

彼が取り組んでいたことにひとつが,スイングのテンポとストロークの長さです。そのシャフトをテストしたとき,その両方が改善されました。ですので,Stroke Lab シャフトに変えること自体はとても簡単にできました。何種類かヘッドをテストして,そして正しいセットアップを見出しました。

Q:Stroke Lab にシャフトを変えて改善した点について,データなどはありますか?

PK:私たちは彼のスピードに注力して,Stroke Lab シャフトを使い始めてからそれは断然良くなりました。昨年末にかけて,どこか本当に改善できるか,特にスピードコントロールを見ました。Bay Hill(今年モリナーリが優勝)は,そのいい例になったと思います。

Q:どうして Stroke Lab の設計がモリナーリにうまく働くと思ったのでしょうか? 他にどのようなタイプのゴルファーが,そのシャフトの恩恵を受けられると思いますか?

PK:私の経験上,多くのゴルファーがストロークの再現性とタイミングを改善できると思います。重量の配分を変えることによって,ストローク全体のコントロールを大いに高めることができます。スイングの幅と時間をコントロールすることは,フランチェスコのようなプレーヤーのみならず一般的にあらゆるゴルファーにとって重要です。

Q:パッティングの向上をめざすアマチュアゴルファー全般に,どのようなドリルやメンタルのアプローチを勧めますか?

PK:場合によると思います。多くのゴルファーは,パッティングの練習にそう多くの時間を割けないでしょうから。いちばんいいと私が思うのは,レッスンを受けて自身のパッティングを分析し,改善のためのプログラムを組んでもらうことだと思います。多くのドリルがありますし,多くの問題がパッティングとストロークにはあります。ですので,個々の課題に応じたアプローチをとることが大事だと思います。

Q:パターフィッティングはパッティングのレッスンと同様に大事でしょうか?

PK:どちらも重要ですし,本当にいいゴルファーは,その両面を別々に考えるのではなく,複合的に考えています。改善のためのプログラムを組み,そのゴールを実現するためのパターを探すのが大事だと思います。

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モリナーリって青が好きなんですね,きっと

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