フリートウッドとマキロイが同スコアで上がったので、スコアカードを先に出した方が最終組だと放送中に言いました。ゴルフチャンネルのウィル・グレー氏によると、第3Rのスタートを先にした方が遅いスタートになるとのこと。失礼致しました🙇♂️#ザ・プレーヤーズ選手権 #ゴルフネットワーク
— 佐藤信人 Nobuhito Sato (@NobuhitoSato) March 17, 2019
佐藤信人さんもこうツイートされていますが,THE PLAYERS の3日目を終わってトップがラームで15アンダー,フリートウッドとマキロイがともに14アンダーだったのに,なぜ最終日最終組にマキロイではなくフリートウッドが入ったのか,という問題です。
PGA Tour のサイトにも,この件が詳しく書かれていました。
なぜだと思うか訊かれたフリートウッドは,
“I think I’m the better-looking one, so they put me in the last group”
「僕の方がイケメンだからじゃないの?」
実際は,さかのぼること金曜日(2日目)。フリートウッドはマキロイより40分早くホールアウトし,最初に12アンダーを提出したプレーヤーとなり,のちほどそこにマキロイが加わりました。
ということで土曜日(3日目)の最終組はフリートウッドとマキロイが最終組になりましたが,フリートウッドが前日に先にカードを提出したことで,1番ホールのオナーはフリートウッドに。ともに14アンダーで18番ホールをむかえたふたり。すでにジョン・ラームは15アンダーでホールアウトしていました。マキロイは10フィートのバーディパットを外してパー。フリートウッドは5フィートのパーパットを決めて,ともに14アンダーでフィニッシュ。
通常であれば「first-in, last-out(先にカードを提出した方が(翌日)後に出る」のですが,このケースではふたりが同じ組だったもので,先に1番のティーショットを打ったフリートウッドが最終組に,マキロイはそのひとつ前の組に,ということになったようです。
フリートウッドは「コースは同じだし,最終組だろうがそのひとつ前だろうが変わらないよ」と言っていますが,マキロイのメンタルには少し影響があったかもしれません。というのも,直近でマキロイは最終日最終組でスタートして優勝を逃すというのを5回連続してやっているからです(THE PLAYERS に関するいくつかのデータ|モリナーリの2週連続優勝はなるか? - GOLF103)。
最終日を前にしたマキロイは「パー5ホールが大事になるね」と語っていました。というのも,4つあるパー5ホールで,初日2日目で通算6アンダー,しかし土曜日はイーブンパーだったからです。
果たして,マキロイは最終日その4ホールで3アンダー(3バーディー)。一方,最終組のフリートウッドは1アンダー(1イーグル,1ボギー),ラームは1オーバ(1ボギー)。特に11番ではフリートウッドもラームもともに2打目を池に入れてしまってボギーとしたので,これが差を分けた要因のひとつとは言えるでしょう。
Tommy Fleetwood finds the water.
— PGA TOUR (@PGATOUR) March 17, 2019
Jon Rahm finds the water.
Both make bogey at the 11th hole. pic.twitter.com/of8MPy7Hde