Linkslover

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THE PLAYERS 最終日|なぜマキロイではなくフリートウッドが最終組になったのか

佐藤信人さんもこうツイートされていますが,THE PLAYERS の3日目を終わってトップがラームで15アンダー,フリートウッドとマキロイがともに14アンダーだったのに,なぜ最終日最終組にマキロイではなくフリートウッドが入ったのか,という問題です。

PGA Tour のサイトにも,この件が詳しく書かれていました。

なぜだと思うか訊かれたフリートウッドは,

“I think I’m the better-looking one, so they put me in the last group”

「僕の方がイケメンだからじゃないの?」

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実際は,さかのぼること金曜日(2日目)。フリートウッドはマキロイより40分早くホールアウトし,最初に12アンダーを提出したプレーヤーとなり,のちほどそこにマキロイが加わりました。

ということで土曜日(3日目)の最終組はフリートウッドとマキロイが最終組になりましたが,フリートウッドが前日に先にカードを提出したことで,1番ホールのオナーはフリートウッドに。ともに14アンダーで18番ホールをむかえたふたり。すでにジョン・ラームは15アンダーでホールアウトしていました。マキロイは10フィートのバーディパットを外してパー。フリートウッドは5フィートのパーパットを決めて,ともに14アンダーでフィニッシュ。

通常であれば「first-in, last-out(先にカードを提出した方が(翌日)後に出る」のですが,このケースではふたりが同じ組だったもので,先に1番のティーショットを打ったフリートウッドが最終組に,マキロイはそのひとつ前の組に,ということになったようです。

フリートウッドは「コースは同じだし,最終組だろうがそのひとつ前だろうが変わらないよ」と言っていますが,マキロイのメンタルには少し影響があったかもしれません。というのも,直近でマキロイは最終日最終組でスタートして優勝を逃すというのを5回連続してやっているからです(THE PLAYERS に関するいくつかのデータ|モリナーリの2週連続優勝はなるか? - GOLF103)。

最終日を前にしたマキロイは「パー5ホールが大事になるね」と語っていました。というのも,4つあるパー5ホールで,初日2日目で通算6アンダー,しかし土曜日はイーブンパーだったからです。

果たして,マキロイは最終日その4ホールで3アンダー(3バーディー)。一方,最終組のフリートウッドは1アンダー(1イーグル,1ボギー),ラームは1オーバ(1ボギー)。特に11番ではフリートウッドもラームもともに2打目を池に入れてしまってボギーとしたので,これが差を分けた要因のひとつとは言えるでしょう。