ライダーカップのシングルスでタイガー・ウッズに土をつけたジョン・ラームが,タイガーがホストする大会で勝ちました。
"It's an honor to win an event related to Tiger Woods."
— PGA TOUR (@PGATOUR) December 2, 2018
-- @JonRahmPGA#LiveUnderPar pic.twitter.com/798ij6MukP
セッティング
2018-12-02|Hero World Challenge|Albany
- ドライバー|TaylorMade M2 2017 (10.5°)|シャフト Aldila Tour Green 70 TX
- 3W|TaylorMade M3 (17°)|シャフト Aldila Tour Green 70 TX
- アイアン|TaylorMade RSI TP UDI (4 iron), P750 (4-PW)|シャフト Project X 6.5
- ウェッジ|TaylorMade Milled Grind (52°, 56°), Hi-Toe (60°)|シャフト Project X 6.5
- パター|TaylorMade Spider Tour Red|グリップ SuperStroke Ultra Slim 1.0P (Custom Team Europe Ryder Cup colors)
- ボール|TaylorMade TP5x
- グリップ|Golf Pride MCC Red
ドライバーはM4からM2に戻したんですか。ドライビングアイアンもGAPRとかじゃなく古いモデルを使っています。パターグリップはライダーカップカラーのものを使っているとか。
セッティングの詳細についてテーラーメイドのrepにインタビューした記事が,PGAのサイトに載っていました。
An in-depth look at Jon Rahm's clubs with TaylorMade's Keith Sbarbaro
簡単に:
Q:4番アイアンが2本あるけど?
A:同時に使うことはなくて,コースによって変える。ラームがプロになったときは3番ユーティリティアイアンが必要だったけどテーラーメイドには古いUDI以外なかった。しかも3番はなかったので,4番のロフトを立てた。どっちの4番もロフト以外のスペックは同じ。UDIにグラファイトシャフトも試したけどスチールと結果に違いはなかったのでスチールを使っている。
Q:ドライバーシャフトに Aldila Tour Green を大学生のころから使っているが?
A:確かに。PGAツアーで2番目のドライビングスタッツだから,変える必要を感じていない。
Q:大学時代はMBアイアンで,750の前は Tour Preferred MB アイアンだった。キャビティバックの750にしてどう? 730のラーム用プロトとかなかった?
A:ラームがプロ転向したときにキャビティバックがあればそれを選んでいただろうけどなかったのでMBにした。ラームはP750の開発にも加わったので,それへの移行には何の問題もなかった。MBの打感があってでも打ちやすい,それがいい。730のプロトは作ってない。
Q:パターのスペック(2.75度ロフト,69度ライ,37インチ長)は2017年以降変わってないよね? ライダーカップ後に黒白の SuperStroke グリップに戻したけど,Heroで勝ったときは Ryder Cup European グリップだね。
A:スペックはテーラーメイドに属してから変わっていない。36インチも試したけどショートパットで苦戦した。サイトラインもうまくいかなかったので,ブラックの37インチにした。ライダーカップ後にグリップは変えてないよ。
Q:Hi-Toeウェッジ(60度)と Milled Grind ウェッジ(51度と55度)との違いをラームはどう感じてる?
A:P750同様,Hi-Toeウェッジの開発にもラームはかかわった。市販のものよりバウンスは2度削っている。Hi-Toeウェッジを使った最初の週はドバイで,71ホール目にパーを拾った。Hi-Toeウェッジじゃなかったらあの寄せワンはなかったとラームは言ってる。
Q:TP5xの10番のボールを使ってるね。なぜ10番? なぜTP5じゃなくTP5x?
A:ラームはサッカーファンだから,10番はそこから来ている。TP5xなのは,そのパフォーマンスに度肝を抜かれたから。飛距離は出るし,風にも強い。それまで使っていたタイトリストより1番手,8から10ヤード飛距離が伸びた。