スケジュールを見て思うことを，だらだらと書きます。
News - DP World Tour
2019 Schedule - DP World Tour
British Masters is Back! ホストはトミー・フリートウッド，会場はHillside
スポーツチャネル「Sky」のスポンサー契約が今年で終了し，消滅してしまうかと思われた「British Masters」が開催。しかも時期は5月（いままでは秋開催）になりました。
毎年ホストが変わり会場も変わるのがこの大会の面白いところですが（たとえば2018年はジャスティン・ローズ @ Walton Heath），2019年はライダーカップでも活躍したトミー・フリートウッドがホストとなり，会場は彼の出身地Southport（Liverpoolのちょっと北です）の名コースであるHillside Golf Clubとなりました。
Southportのゴルフコースといえば，なにより全英の会場となるRoyal Birkdaleが有名ですが，Hillside Golf Clubはそのすぐ隣にあります。僕はあいにくHillsideでプレーする機会はなかったですが，他のコースでやったときそこのメンバーとプレーしたことがあり，いつかは訪れたいなぁと思ったままの場所です。それがこんなかたちで目にすることができるなんて，とても嬉しいです。
イギリスゴルフ #84｜リヴァプール遠征｜Formby Golf Club｜多くのアマチュア大会をホストした歴史あるコース - Linkslover
今年のローズを見ても，ホストはやることが多くて大変そうで，大会ではなかなか活躍できなそうですが，フリートウッドにはがんばってほしい。
全英までの3週間は鼻血が出るほど名コースが続く
7月中旬の全英，前週がスコットランドのナショナルオープンであるScottish Open，さらにその前週がアイルランドのナショナルオープンであるIrish Open，というのが毎年の恒例ですが，今年は開催コースがすごい。
まずIrish Openは，Lahinch Golf Club。「アイルランドのベストコースはどこか」という問題は悩みがいがあるのですが，北のRoyal County Downはおいといて，南（アイルランド共和国）に限っていえば，Lahinchは間違いなく「one of the best」。伝統的なリンクスコースなんですが，ブラインドでグリーンがティーからはまったく見えないPar3ホールがあったり，ドライバブルだけどグリーン周りが厳しいショートPar4があったりと，ファンキーな要素が目に付きます。ここでトッププレーヤーたちがどんなプレーをするか，とても楽しみ。
イギリスゴルフ #63｜アイルランド遠征｜Lahinch Golf Club - Old Course - Linkslover
そしてScottish Openは，The Renaissance Clubで開催。場所はエディンバラの東，あのへんはMurifieldがあったりNorth Berwrickがあったりで他のコースは埋もれがちですが，The Renaissance Clubは当代随一のコース設計家にして批評家のトム・ドォークの設計。確かGB & Irelandでは唯一のドォーク設計コースなので，これを目にするのも楽しみであります。
そして全英は，久しぶりのアイルランド開催で，舞台はRoyal Portrush。僕がプレーしたときは，まさにこの全英開催に向けて改装中でして，新たに追加された2ホールが果たしてどんな風なのか，早く見てみたいです。
イギリスゴルフ #100｜北アイルランド遠征｜Royal Portrush Golf Club - Dunluce Course｜2019年全英オープン開催に向けて改装中 - Linkslover
BMW PGA CHAMPIONSHIPが9月に。からの流れ
British Mastersと入れ替わるようにして，ヨーロピアンツアーの旗艦大会と言われるBMW PGA CHAMPIONSHIPが秋に移りました。会場のWentworthは秋にはどんな表情になるのか。そしてその翌週は「ヨーロッパ版のAT&T Pro-Am @ Pebble Beach」といわれるAlfred Dunhill Links Championship，そこからOpen de Espana，ITALIAN OPEN，Open de France，Portugal Masters，WGC - HSBC Champions，TURKISH AIRLINES OPEN，というふうに大型大会／ナショナルオープンが続きます。
アメリカPGAツアーは8月いっぱいで終わるから，9月からはヨーロッパに注目が一気に移りますね。
