GOLF103

1にコースで2に道具,3・4が理屈で,5にスコア

PXGの新しい0311 Gen2アイアンを紹介します // GolfWRX

T島氏はアリゾナまで行って見てきたらしいんですが(PXG新製品&お守りクラブQちゃんを試打インプレ | アナライズストアブログ),こちらはとりあえずネットで拾った情報をまとめます。

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Parsons Xtreme Golf(PXG)の第1世代0311アイアンが2015年7月に発売されてから3年近くたつ今,ついに第2世代「Gen2」アイアンが登場する。PXGによると,Gen2は「これまでよりも飛距離が伸び,ボール初速が速く,打ち出し角が高く,高弾道で,スピン量が少なく,ランディングがスティープになる」とのこと。そして,縦と横の正確性が増し,ターフの抜けがよくなるのだという。

第1世代のアイアンをローンチしてすぐに,Parsonsはエンジニアである Mike Nicolette と Brad Schweigert を呼び,「これよりも良いものを作れ」と命じたのだという。改良できる点を探しまくった結果,新製品の発表に3年近くかかったわけだが,その鍵となったのは,新しい素材の発見だった。

初代0311アイアンを振り返ると,そのボディはS25Cというソフトカーボンスチールから鍛造され,フェースインサートは「クレジットカードほどに薄く」,HT1770マルエイジング鋼から鍛造された。そしてPXGのアイアンをユニークなものにしたのが,TPE(thermoplastic elastomer, 熱可塑性エラストマー)の注入。この製法によって,薄いフェース(すなわちボール初速の向上)を実現しつつ,打感を高め,かつ耐久性も失っていない,と,PXGは主張する。

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で,Gen2では新しいポリマー(もちろんそれが具体的に何かは企業秘密)が注入されている。PXGはそれを「COR2」テクノロジーと呼んでいる。「COR」はもちろん「C.O.R.」(coefficient of restitution,摩擦係数)から来ているのだが,PXGいわく,このCOR2によって,Gen2アイアンは初代より1-2mph速いボール初速を実現している。さらにこのテクノロジーによって,ボールの横の散らばりを40%減少。

しかし,Gen2で新しくなったのは,注入される素材だけではない。

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内部の周辺部をより細くすることでフェース背部のスペースを確保し,それよってヒッティングエリアが15%ほど拡大した。

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さらに,初代ではS25Cスティールだったボディの素材を8620スティールに変更。PXGいわく「8620スティールの強度はS25Cの2倍以上」ということで,耐久性を高めつつ,「軟鉄のフィーリングは維持している」のだとか。クラブフェースは依然としてHT1770マルエイジング鋼で,薄さは1.5mm。

慣性モーメントを高めるため,バックフェースに角度をつけて,ヒールからトウにかけてテーパーさせることで,トウ側に質量を寄せている。一方 ,トップラインにも角度をつけられており,フェースと平行に見えるようになっている。結果として,トップラインは少し薄めに見えながら,全体では3%ほど慣性モーメントが増加した。ソール形状も見直され,インパクト時によりターフが取れるようになったことで,フェース上の打点が少しだけ上になる。

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番手表記の数字は,初代0311アイアンではソール中央部に近く,ドロが詰まってペイントが劣化しがちだった。PXGのチームは新しいペイントの素材を探したが,結果的には数字をトウ側に寄せることで,地面との接触を減らすことにした。

0311 Gen2アイアンではモデルが増えて5つに。0311 T (Tour),0311 P (Players),0311 XF (Xtreme Forgiveness),0311 SGI (Super game-improvement),0311 X (driving irons, 1-5 irons) というラインナップで,Nicolette と Schweigert によれば,複数のモデルを組み合わせるコンボセットを念頭に置いているという。