SentosaのSerapongコースはたまたまビジターのひとりラウンドを受け入れてくれましたが,それはシンガポールではかなりレアだということが,調べていくうちに分かりました。Raffles Country Clubはビジターを受け入れるけれど,ひとりだと予約ができなかったり。そんな中このMarina Bayは,他の人と組まされたものの,一人での予約を受け入れてくれました。
コースを一言で称するならば,「リンクス風シーサイドパークランドコース」となりますでしょうか。ロケーションは海の近く,ローリングするフェアウェイやポットバンカーなどはリンクスコース風を目指していながら,高低差のない土地や適度にからむウォーターハザードなどは,なんともパークランドコース的といいますか。でも若洲よりはだんぜん面白いと思いましたよ(若洲はドッグレッグがないですしね)。
さて,このMarina Bayではチェックイン時にハンディキャップを提示する必要があり,それができないと「10ドル払ってadmission testを受ける必要がある」ようです。楽天GORAで取得していたハンディキャップ,イギリスでは使うことがなかったのに,シンガポールで初めて活躍するとは思いませんでした。
そういえばラウンド終了後,は金曜日の夜だったのですが,韓国人らしき女性を併設のドライビングレンジで多く見かけました。
金曜日の昼間だというのに,週末の日本のコースを想起させる,1番ホールでの行列です。手前のカートに積んであるのは,僕の相棒であるNikeのゴルフバッグ。
練習グリーンからシンガポール市内を見る光景なんかは,パークランド風。
1番パー4。左にウォーターハザード,右にバンカーの大群があります。グリーン手前もクリークが横切るかたち。
これがフェアウェイ右に位置するバンカー群。
2番パー3。グリーン左にウォーターハザード,右手前にバンカーがひとつ。
ソッドウォールのように見えて,壁面はラバーです。フェイクとはいえ,しっかりハザードになっているバンカーがあるのは好感が持てます。
3番,左ドッグレッグのパー4。グリーン周りは傾斜が面白いことになっています。
4番,シンガポールで唯一!と謳ってるパー6ホール。だいたい590メートルなので,650ヤードぐらいでしょうか。飛ぶ人にとってはイーグルチャンスでしょうか,向かい風なんですよね,このホール。
5番パー3。ここがいちばん海に近くて,風に吹きさらされます。
向こうに見えるのは,有名なMarina Bay Sands,ですよね。
6番,ストレートなパー5。頑張ってフェアウェイをうねらせています。
9番パー3。リンクス風パークランド,という意味が分かっていただけるでしょうか。
10番パー4。左に1番ホールが平行して走っています。ということで,今度はバンカーの大群が左にあるかたち。
11番パー4。こんな感じでフェアウェイがローリングしているんですが,やはり人工的に作っているので,単調。
13番パー3。アイランドではないですが,グリーンの三方がウォーターハザードに囲まれています。
14番パー4。証明に明かりが灯りはじめました。そう,ここはナイターのラウンドもできるんです。
15番パー3。暗いし疲れたし時間かかってダレるしで,だんだんどうでも良くなってきました。
16番パー5。深さ1.7メートル・長さ3.5メートルのバンカーがあるみたいですよ。
ローリングフェアウェイが明かりで灯されると,なかなかキレイではあります。
ありました,これが大浴場みたいなバンカー。
17番,左ドッグレッグのパー4。だいぶ真っ暗です。
そして最後,18番パー5。最後の最後でグリーン手前にクリークが流れる,いやな造りです。
これはドライビングレンジに併設しているカフェ。ラウンドに一杯やるのが気持ちよさそうですが,フライトの時間が迫っているので何も飲まずにさっさと立ち去ってしまいました。
コースとしては可もなく不可もなくといったところですが,独特の味わいはありました。
余談
最近どうしようもなくスイングで悩んでいて,特にどうしようもなく飛距離が出ないでいたのですが,このラウンドで一緒にラウンドしてくれた人たちをずっと眺めてて,「なんで彼らはスイング理論なんてまったく知らなそうなスイングしているのに,僕より飛ぶんだろ」と,ずーっと考えてたんですよ。そしたら,あることに気づいたんです。
「彼らはヘッドを走らせている」
そう,僕はいろいろと知識を得て,特に体の動かし方に集中するあまりに,クラブのことやクラブヘッドのことなんて全然意識しなくなっていたのです。で,そのことを意識したら,最後の数ホールは,なんとかかたちになってきたのでした。
海外で他の人と一緒にラウンドするといろいろと面白いことがありますが,まさかスイングに開眼するとは思わなかったです。