この『Routing the Golf Course』という本の中で,イギリスのRoyal Worlington & Newmarket Golf Clubというコースについての記述があったのですが,
- 作者: Forrest L. Richardson
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2002/06/15
- メディア: ハードカバー
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その中で,こんな文章がありました(page 112)
"Royal Worlington is a social club. The members relish their traditions and respect what is going on in each of their lives. Golf, albeit important, is merely a vehicle for the more cherished routine of arriving, slipping away from the rest of the world, camaraderie, friendly competition, and certainly not least, celebrating the moment."
つまりここはゴルフクラブであるよりも社交の場であって,ゴルフは当然重要ながら,仲間と集い,現実世界からしばし離れ,友情を育み,友好的な雰囲気の中で競い合い,この瞬間を堪能するための媒介にすぎない,ということでしょうかね。
ほんと,そういうゴルフクラブが身近にあったらなんと素敵なことだろうと思いつつ,日本の場合は人集まるところに上下関係あり・敬語あり,なので,そういう社交ってなかなか難しいよなぁ,と,いつも思っています。
ちなみにこのRoyal Worlington & Newmarket Golf Clubは,9ホールのコースでありながらイギリスのTOP100に挙げられるぐらいの名コースで,僕もいちど訪れたいと思いながらも結局その願いは叶いませんでした。ビジターがプレーできなくもないんですが,ただどこかのクラブのメンバーでハンディキャップ認定書を持参する必要があったのです。