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ゴルフのフィットネスにおける5本の柱|GolfWRX

いちおうリンク先にはトレーニングの動画などがありますが,ひとまず知識のおさらいというか,ゴルファーとしてフォーカスすべきポイントの再確認といったところでしょうか。

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ソース

The 5 Pillars of Golf Fitness – GolfWRX by Nick Buchan, 9 May 2014

概要

  • ゴルフとは,爆発的なパワーと同時に驚くべき正確性と複雑性が要求される,肉体的に難しいスポーツだ。
  • スイングの途中,平均的な男性は約30ポンドの筋肉を動かし,体にあるほぼすべての関節を用いて,0.2秒間のあいだに約2,000ポンドの力を生み出す。研究によると,以下の関係が見出されている:
    • 筋肉の強度(strength)と飛距離および正確性
    • 下半身のパワー(Power)と総合的なドライビング能力
    • 体幹の安定性とケガの起こりにくさ
    • 有酸素容量とチップショットの有効性および平均パッティング
第1の柱 柔軟性(Flexibility)
  • 柔軟性は関節周りの動きの範囲と定義され,筋肉と腱が関節の物理的制限の中で伸長する能力を反映する。
  • ショルダーターンを十分に行なうために,胸椎の良い伸長とローテーションが不可欠である
  • 適度なショルダーローテーションがないと,スイングプレーンにも影響し,フライングエルボーやチキンウィング,リバースティルトなどの多くの間違ったスイングを引き起こし,それがまた肘や肩のケガを引き起こす。
  • 柔軟性が欠けることで起こる最大の問題は,パワー(を失うこと)。ショルダー,トルソ,股関節,そして骨盤の柔軟性を欠くと,適切なボディターンが妨げられ,上半身と下半身とのつながりが分断される。その結果,クラブヘッドスピードと飛距離を失う。
第2の柱 強度(Strength)とパワー(Power)
  • 強度(Strength)とは,筋肉を収縮させる能力で,パワー(Power)とは,その最大の収縮を素早く行なう能力のこと。つまり,パワーとは,短時間に力を加える能力を指す。
  • ゴルフスイング並みにパワーの出力を伴うスポーツの動きは,ほとんどない。
  • 研究によれば,筋力が高まることで,コントロールも高まるという。つまり,強くなるにつれて各スイングが相対的にストレスのかからないものになり,ミスをする確率が減る。
  • また,すべての筋肉と関節に対する包括的なトレーニングプログラムによって,強く安定的な筋骨格系がつくれ,ケガをする確率が減らせるという。
  • 包括的に強度を高めるプログラム(低中強度のスクワット,デッドリフト,プッシュ運動とプル運動,体幹トレーニングなど)が有効。
第3の柱 姿勢(Posture)
  • Paul Check の定義では,posture とは「ゴルフスイングが始まりそして終わるところのポジション」。ゴルフフィットネスのビジョナリー Ramsay McMaster の定義では,「背骨の第1と第2のカーブを維持すること」。
  • いいゴルファーは,直立の状態をアドレス時にもスイング中にも維持できる。これが安定したボールストライキングに不可欠。
  • ベン・ホーガンいわく,「いい姿勢とは,ボールをより安定して打つ能力を向上させるだけでなく,パワーとバランスを高め,ケガを防ぐ」。
  • ゴルフにおける姿勢は,頸椎,胸椎,腰椎,肩および腹部における筋肉に支えられる。
第4の柱 体幹の強さ(Core Strength)とバランス(Stability)
  • 望ましい運動連鎖とは,骨盤の力が胴体(thorax)を通じて下半身から上半身に伝わり,最終的に腕とクラブヘッドに到達すること。このパワーの伝達において,腹筋群が大きなカギとなる。
  • 体幹が強まると股関節と脊椎が安定し,スイング中の体のコントロールがよりうまくいく。
  • さらに重要なことは,体幹が強いと,背中から腰が健康的に保たれ,脊髄まわりのケガを防げる。
  • 体幹の筋肉の強化に加え,その耐久力にも注目すべき。なぜなら,それら筋肉はゴルフスイングの他に日常生活でも使われるので,疲れやすく,それがケガやバランスの崩れ,スイングの崩れにつながりかねない。
  • 体幹のトレーニングというと,多くの人はいわゆる腹筋運動をひたすらすることだと思いがち。だが,体幹の筋肉は,ゴルフスイングでも日常生活でも,脊椎の安定が一義的な目的であり,動きを妨げるもの。
第5の柱 心臓血管のフィットネス(Cardiovascular Fitness)
  • 血液は酸素を筋肉に運び,それで酸素はエネルギーを生み,またゴルフスイングなどによる組織の破壊からの回復をはかる。
  • 通常のゲームではゴルファーは上下左右に5マイル歩く。そして強い心臓血管システムは,副交感神経に作用し,精神的なストレスに対処する手助けにもなる。