サイモン&ガーファンクルの歌に「スカボロー・フェア」というのがありますが,スカボローというのは北イングランドのヨークシャーにある海沿いの町だということを知ったのは,このGanton行きがきっかけでした。ちなみにスカボローは「Scarborough」というつづりで,実際の発音は「スカーブラ」に近いです。
Ganton Golf Clubは,そのスカーブラからは10キロほど内陸に入った場所に位置しており,リンクスコースではありません。クラブの設立は1891年。最初のコース設計はセント・アンドリュース出身のTom Chisholmで,そのあと著名な設計家によって何度も改修がなされているようです。World Top 100コースのひとつ。そしてこれまでに,ライダーカップ,カーティスカップ,ウォーカーカップと,多くの大会をホストしてきました。
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ロンドンからは,クルマでゆうに4時間は要します。
なんとも優雅なクラブハウス。Gantonのアイコンのひとつになっています。
1975年,Dunlop Masters開催。大きな大会だったのでしょうか。<
旅のお供は,このバッグです。冬のイギリスらしい低い太陽の中,ティーオフ。
1番,軽い右ドッグレッグのパー4。さっそく,Gantonならではの深いバンカーが待ち構えます。こういうったバンカーは,最後の最後まで現われます。
2番,ストレートなパー4。ゴースの黄色い花が少しだけ咲いていました。
3番は短いパー4。フェアウェイ途中のこのバンカーの手前にレイアップするかキャリーを狙うかが,ティーショットの悩みどころになります。
6番パー5,唯一のウォーターハザード,ですかね。
17番パー3。パスをはさむので,こんな光景になります。
という感じでして……,これもたぶん季節が季節ならヒースやらゴースやらが美しい花を咲かせてコースを彩るのでしょうが,冬だとこんな感じで少しさみしい印象がありました。
29 Dec 2015