kkとのスコットランド遠征。マクリハニシュをあとにし,一路エディンバラへと向かいました。その流れで,ベタな名門コースばかりをめぐるのも味気ないかと思い,世界最古のゴルフコースと言われる Musselburgh Links に立ち寄ってみました。
Musselburgh Links, The Old Course
「Edinburgh」と書いて「エディンバラ」と発音するように,「Musselburgh」と書いて「マッセルバラ」と発音するのでしょう。(Wikipediaにあるように,「Burgh」は「town」に相当するような地域の単位,ってことでいいんですかね)
場所的には,エディンバラ市内からミューアフィールドやノースベリックに行く人であれば,その途中に寄れるところにあります。
1874年から1889年までのあいだには,全英オープンを6回開催していたという,9ホールコース。いまは周囲を競馬場に囲まれています(というか,競馬場の中にコースがあるかたち)。いまやミューアフィールドに居を構える Honourable Company がもともとホームにしていたのが,この Musselburgh です。などという薀蓄。
クラブの貸出もしていまして,「モダン」なクラブは20ポンド,そしてヒッコリーのクラブは36ポンド。いろいろと古いゴルフに染まってみたい方はどうぞ,ってところでしょうか。なんなら昔のウエアの貸出もやってほしい。
1番は230ヤードぐらいあるパー3。その競馬場の馬が走るべきところを越えて打つ。
これが1番のグリーンで,その後ろに2番のティーで左の方に進んでいく,なんですが,そのフェアウェイの右端に,歴史を物語る写真がいくつか飾ってある。
例えばこんな感じで,世界最古のゴルフ場ですよ,とか。
2番のティー。こうやってゴルフの歴史を知るのも,ゴルフ旅行の醍醐味だなと思います。
全英オープンを6回も開催したコースでプレーする優越感たるや。
こんな感じで,しっかりバンカーが効いておりますよ。
3番。
深いバンカー。
4番,長めのパー4。これまた,馬が走るべきところを越すティーショット。
で,右に曲がると,こんなところから打たなきゃいけない(というか,ここから打ってよかったんだっけ)。すごく強い芝です。
その4番のグリーン近くにあるパブ。これがゴルフ史上最初の「ハーフウェイ・ハウス」だったのだとか。窓越しに飲み物を売ってたんですと。
すぐ外を道路が走って,すぐそこに街並みがあります。
こんな感じで,見た目が楽しいわけではないですね。
最終9番パー4は左ドッグレッグ。
ってな感じで,博物館で遊んだような気分でした。正味1時間半のラウンド。話のネタには最高の訪問先だと思います。
14 Sep 2015