満を持してといいますか,ようやくグレートブリテン島を飛び出し,アイルランドでのラウンドとなりました。北アイルランドではなく,アイルランド共和国の方。クルマは左側通行で英語が普通に通じますが,通貨はポンドではなくユーロです。
最初にプレーしたのは,Lahinch Golf Club の Old Course。
Old Course (Championship) – Lahinch Golf Club
クラブの設立は1892年。コースはOldとCastleのふたつ。設計には Old Tom Morris と Alister Mackenzie,のちの改装には Martin Hawtree が関わっています。Morris が作った4番 Klondyke と5番 Dell の2ホールは,そのままのかたちで今も残っているとな。いずれのホールもブラインドショットが特徴……プレストウィックの5番や17番もそうですが,今の設計では「ありえない」とされるものですよね。
ってな感じで,クラブハウスには,Old Tom Morris と Alister Mackenzie の肖像画が。
1番パー4は,なだらかに打ち上げていくホール。グリーンから後ろを振り返ると,こんな光景が。
2番パー5は,右ドッグレッグ。右肘のところに,しっかりとバンカーが待ち構えています。方向としては,1番ホールを左手に見ながら,逆にクラブハウスに戻っていくかたち。
4番のティーから見える海。
そして4番パー4は,名物ホールのひとつ。フェアウェイ途中にDuneが鎮座し,グリーンがまったく見えません。
そのDuneを斜めから見たところ。
事故があってもコースは責任を負いません。
そのDuneの上からグリーンを見たところ。
5番パー3がまた強烈で,グリーンがDunesに囲まれているので,ティーからだとグリーンの右端がちょこっと見えるだけ。
これは6番のティーから5番のグリーンを撮ったところ。5番のティーは写真の右方向。グリーンのタテ方向もご覧の通り狭いので,ちょっとでも距離が合わないとボギーは必至。
9番パー4はさりげなくとも戦略性の高いホールで,グリーンはこんな感じ,なのでフェアウェイ左から攻めて行きたいけど,フェアウェイが斜めに段になっているので,左に打てば打つほど,2打目はグリーン面より低いところから打たなきゃいけない可能性が高まる。
11番パー3のグリーンのアンジュレーション。
12番のティーが,いちばん海に近いところにあるのかな。
その12番のティーから,後ろを振り返ったところ。
13番パー4は,レギュラーティーから250ヤードで,いわゆる Drivable パー4。なので,「グリーンに乗ったら後ろの人にティーショットを打たせてね」ってことなんですが,僕の前の4人組はそのままプレーを続けていた。
そのグリーン周り。まさに「risk and reward」といった感がありますね。
16番パー3。そろそろ終わりが近づいてきた。ここを右に折れて,残り2ホール。
18番パー5。
ってな感じで,全体的にはアウトの9ホールの方が印象に残っているかも(13番パー4は別として)。
30 Aug 2015