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タイトリストのゴルフボール工場見学|そしてその誕生秘話など|GolfWRX

タイトリストのボール工場に関するWRXの記事です。製造工程の写真はリンク先で見ていただいた方がいいかも。

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ソース

Inside Titleist’s Golf Ball Facilities – GolfWRX by Andrew Tursky, 15 January 2015

概要

どんな場所か

生化学者と化学技術者たちが集う,タイトリストのボール工場では,Pro V1 と V1x が1日に24万個作られている。

R&Dファシリティには,競合他社のゴルフボールでいっぱいの部屋がある。これまでに作られた,ほぼすべてのボールがそこにある。

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タイトリストは1000の特許を持ち,ゴルフボールの特許の47%はタイトリストが取得している

誕生秘話

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New Bedford Country Club の18番ホール。

Acushnet Company のファウンダー Phil Young は,アマチュアゴルファーであり,精密ゴム製品会社のオーナーであった。1930年台初頭のある日曜日,彼は New Bedford CC でゴルフを楽しんでいた。その同伴者には,New Bedford の St. Luke's Hospital でX線部門のトップを務める Dr. Bonner がいた。

Young はなかなかの腕前だと見なされていたが,その日の彼はフックにスライス,ボールをコントロールするのに苦労し,コースを行ったり来たりしていた。しかし18番ホール,彼はこのパットを沈めれば勝ちという状況。ストロークは良かったが,ボールはラインを外れて転がり,カップを外した。Young は,ボールに何か問題があると主張する。

議論は白熱し,Young はついに Dr. Bonner を説得して,St. Luke's Hospital に向かい,彼のゴルフボールのX線検査をしてみることに。すると,Young が正しいことが分かった。ボールの外見は円形だったが,コアは中心からかなり外れていたのだ。

Young と Bonner はプロショップに戻り,クラブプロを説得して,すべてのモデルのボールをX線検査してみた。案の定,すべてのボールのコアはアンバランスだった。

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この発見は,Young の心に火をつけた。彼は本当にバランスのとれたゴルフボールを開発することを目標に定める。それにはほぼ3年がかかった。大恐慌のさなかに。それは,初めての完璧にバランスがとれたゴルフボールだった。

こんにち,それから80年が経ち,ゴルフボールのクオリティは依然としてタイトリストが抜きん出ている。それぞれの Pro V1 ボールは90以上ものチェックを経て,そしてそれぞれの Pro V1x は,デュアルコアゆえ,120以上ものチェックを経る。さらに,そのルーツ にこだわり,すべてのタイトリストのボールはX線マシンを通過して初めて,出荷される。