Linkslover

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スイングにおける5つの基礎

Titleist Performance Institute,略してTPIの2012年の記事。スイングの見た目は千差万別だけれども,22年間にわたる研究結果の結果,すぐれたゴルフスイングに共通する5つの共通項を洗い出したそうです。原則論すぎて,「だからどうしたらいいんだ?」って感じがしますが,まぁポイントの整理として。

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ソース

5 Key Fundamentals | Article | TPI by Dave Phillips, 23 November 2012

概要

1. スイートスポットでスクエアにコンタクト

議論の余地なし。スイートスポットの近くで打つほど,より効率的にエネルギーがボールに伝達される。オフセンターでのコンタクトと同様に,クローズドあるいはオープンなクラブフェイスでのコンタクトも不必要なスピンを生む。

2. 意図した軌道で意図したショット

優れたボールストライカーは,スイングプレーンや軌道に対してクラブフェースを操り,意図したショットを放つ。ドローを打ちたいなら,インサイドアウトの起動でクローズドなクラブフェイス,カットボールを打ちたいなら,アウトサイドインかスクエアな軌道でオープンなクラブフェイス。優れていないボールストライカーは,適切ではない軌道・アタックアングル・クラブフェイスのポジションでボールを打とうとする。ボールが曲がる原因を理解していないと,再現性が高く効率的な結果を得るのは難しい。

3. 支配的な回転力(Dominant Rotary Force)

優れたゴルフスイングは,その動きを支配する回転力が伴う。スイングの途中に起こる水平方向(スウェイ/スライド)あるいは前後方向(態勢のくずれ/体の伸び)の動きが少ないほど,より回転力を生み出すことができる。スイングに対して回転力以外の動きを加えると,ショットごとに違うスイングになる可能性が高まる。なので,この基礎はふたつの理由で重要である。最大のスピードとパワーの生成,および,バランス・テンポ・リズム。ところで,われわれはみな,アグレッシブな重心移動がゴルフスイングに必要なことを知っているが,これはインパクトに向かって支配的な回転力のきっかけとなる。

4. 適切な連鎖反応(Kinematic Sequence)

安定したボールストライクにとってもっとも重要な基礎は,適切な連鎖反応を生み出す能力。ゴルフでも,他の多くのスポーツと同様,パワーやエネルギーは足元から生み出され,それが体を通じて上昇していき最終的にクラブヘッドに到達する。下半身から胴体,胴体から腕,そして腕からクラブへとつながるこのエネルギーの伝達を,「golfers kinetic link」と呼ぶ。

流れるような連鎖反応を生み出せるゴルファーは,驚くほどに少ない。3-D映像技術を使うと,被験者のその能力を計測できる。そしてそれが,われわれクライアントの分析において重要なステップになる。

5. 部分部分の安定性(Segmental Stabilization)

この最後の基礎は,スイングでパワーとスピードを生み出す鍵となる。体のある部分から次の部分にエネルギーを受け渡すには,前の部分の動きが原則し,そして次の部分に効率的にエネルギーが伝えられる必要がある。いい喩えは,むち打ち。むちの先端を動かすには,ハンドルの部分を急激に加速させ,そして急激にハンドルを止めるあるいは原則させる必要がある。