Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

タイトリスト 915H / 915Hd ハイブリッド

タイトリストのクラブはウェッジ以外打ったことなかったですが,このハイブリッドには惹かれる。純正のシャフトにALDILA ROGUEも入っているし。

f:id:golf103:20180108053030j:plain

GolfWRX "Review: Titleist 915H and 915Hd Hybrids"
http://www.golfwrx.com/280565/review-titleist-915h-and-915hd-hybrids/

長所:これぞ,ハイブリッドのあるべき姿。両方のモデルとも比類なき一貫性があり,2015年のモデルの中でもっとも飛距離の出る2本。

欠点:なし

ターゲット:915H と 915Hd は幅広いゴルファーに対応する。

レビュー

2011年にロフトとライ角の調整機能を搭載して以来,タイトリストのハイブリッドの売りはシンプルさでありつづけた。すべてのゴルファーがアジャスタブルホーゼルを活用しているわけではないが,以前タイトリストのハイブリッドのモデルから 915H ないし 915Hd にアップグレードした人はみな,このクラブに搭載された新しいテクノロジーがもたらすパフォーマンスの革新を実感するだろう。

このハイブリッド(およびすべての915メタルウッド)に搭載された,最も分かりやすい変化は,Active Recoil Channel,ハイブリッドのフェースの後ろに位置する深いスロットである。これにより,インパクト時にクラブヘッドのフロントがより柔軟に動き,新しい455ステンレススチールとともに,よりボールスピードを生み,スピン量を減らし,そして少し高めの弾道を生む。さらに,寛容性が増している。

f:id:golf103:20180108053023j:plain

テストの結果

ミシガン州  Bloomfield Hills にある Carl’s Golfland の Launch Pad でテストした結果, 915H と 915Hd は 913H と 913Hd ハイブリッドより1番手分飛距離が出ることが確認された。これはまるで広告のような言いぐさだが,具体的にいうと,同じシャフトを用いて,915Hdの20.5度は,913Hdの18度と同じキャリーとランが得られた。915Hはキャリーが7ヤード長く,ランが1ヤード長くなった。すべてのゴルファーがこれと同じような結果が得られるわけではないが,もし古いタイトリストのハイブリッドを使っているのであれば,少なくともいくばくかの結果の向上は体験できることだろう。

競合メーカーのハイブリッドと比較すると,915H と 915Hd はもっとも飛距離が出るとは言えないものの,ひけをとらない飛距離性能があることは確認できた。そして,われわれの2015年の一連のテストの中で,飛距離性能と安定性のベストなブレンドを持っていることが確認できた。

f:id:golf103:20180108053014j:plain

915H か,915Hd か?

互いに比較をすると,915H と 915Hd は似通ったパフォーマンス傾向を示す。タイトリストの発表では,915Hd は 915H に比べて約0.7度打ち出し角が低く120rpmほどスピン量が少ないというが,どちらも大きな違いではない。どちらのモデルもいいパフォーマンスを示すという事実は,ゴルファーたちに見た目とフィーリングで気に入る方を選べばいい,という選択の自由をもたらす。

手に取って機会がない人たちのために,いくつか数値を示そう。915H (118cc) は915Hd (107cc) に比べて,より大きくて丸っこいヘッド。いずれのクラブも洋ナシ型だが,915Hd は明らかに目につくオフセットがあり,915Hに比べてすこしアイアン的な見た目になっている。

最後に

915H は,ロフト角18度,21度,24度,27度が用意されている。915Hd は 17.5度,20.5度,23.5度。純正シャフトとして,以下のものから選択可能:

  • Mitsubishi Rayon Diamana M+ (50 and 60)
  • Mitsubishi Rayon Diamana S+ 70
  • Mitsubishi Rayon Diamana D+ 90
  • Aldila Rogue Black 85

915H と 915Hd いずれもメーカー希望小売価格は $269。

おまけ

これが Golf Digest Hot List 2015 Hybrid部門の結果。

http://www.golfdigest.com/hot-list/2015/hybrids

これを眺めると,「Not」の項目で「シャフトが長い」という文章が散見されるのですが,例えばタイトリスト915Hの21度で40インチ,テーラーメイドR15の21度で40.25インチ,テラーメイド AEROBURNE は22度で40.25インチ,Nike Vapor Speed は23度で40.5インチ,Adams 2015 Tight Lies は19度で40インチ,Ping G30 は19度で40.25インチ,Callaway XR Pro は20度で40インチ,などなど。