Linkslover

I want to be a window through which Japanese golfers can see what’s happening outside. TPI G2/P2.

ティーが違えば飛距離もけっこう変わるらしい

ティーの違いでどれだけティーショットの飛距離が変わるのか,を検証した,MyGolfSpyの記事です。僕はもっぱらSLDRミニドライバーでのティーショットでショートティーしか使ってないからあまり関係ないけど,ドライバーを普通に使う人なら,気にするに越したことはなさそうです。

http://www.mygolfspy.com/mygolfspy-labs-golf-tee-wars/:

「ゴルフティー」で,本当にさらなる飛距離が得られるのか?

ティーショットで飛距離を稼ぐとなると…頭に浮かぶものはなんだろう? 多くの人は,新しいドライバーを買うとか,リシャフトするとかを考えると思う。だけど,ティーみたいなシンプルなことに考えが向かう人は,そう多くはないだろう。ティーのメーカーは,もう何年もその効果を謳っているのに。その効果が本物かどうか,だれも真剣に検証していない。ということで,やってみよう。

テストの内容

3人のゴルファーをテスターとして,みんなに同じドライバーを使って検証してもらった。順番は変えて,どのゴルファーも同じ順番でティーを使わないようにした。それぞれのゴルファーが,「いいショット」を5回打つまで,ひとつのティーを使った。すべてのスイングがモニターで記録され,その結果の平均がとられた。ティーの高さは一定にした。また,通常の白いティーも比較のために用いた。

どの「ゴルフティー」をテストしたか

検証に用いるティーを選ぶにあたって,ふたつの重要なポイントを設定した。(1)ティーショットでより飛距離が得られると謳っているティーであること。(2)多くのゴルファーに認識されているティーであること。ということで,選ばれたのは以下のとおり:

ZERO FRICTION
BRUSH TEE
STINGER TEE
4 YARDS MORE
CHAMP – FLY TEE

コメント

ZERO FRICTION:
テスターのあいだで2番めに人気が高い。以前使っていて慣れているというテスターも。3分の1のテスターは飛距離が向上し,3分の2のテスターはボールスピードが向上。耐久性は最高。テストを通じて1本だけの使用で済んだ。

BRUSH TEE:
ティーの上でボールがグラつき,いちばん値段が高く,そして推奨されているより高くティーアップすると壊れやすくなるなどの理由で,テスターのあいだではもっとも人気がなかった。3分の2のゴルファーはボールスピードが向上,3分の2のゴルファーで飛距離が向上。

STINGER TEE:
ウッドで壊れやすいため,2番めに人気がなかった。だいたい1回のスイングで折れる。すべてのテスターで,ボールスピードと飛距離に悪影響を及ぼす。

4 YARDS MORE:
もっとも人気のティー。プラスティックの耐久性に加え,高さも自由に変えられる(Brush Tee とは違い)。3分の2がボールスピードに好影響,3分の1はボールスピードに悪影響(だが飛距離は伸びた)。3分の2が飛距離向上,3分の1は1ヤード飛距離減。

CHAMP – FLY TEE:
人気は中間。Zero Friction に似ているが,ボールを乗せるところの突起が多い。耐久性は素晴らしい。3分の1のテスターがボールスピードを向上させ,3分の2はボールスピードが減少。3分の2が飛距離を減らし,3分の1が飛距離を伸ばした。

テストの結果

ということで,ティーで飛距離は変わるか? 上のデータによれば,そうであると言わざるをえない。あまりにも綺麗に結果が出たので,将来またより多くのゴルファーとスイング数でテストしたいと思うほど。データが示しているように,飛距離を減らしているティーがあるのも事実。伝統的な「白いティー」も,他に比べてそんなに悪いわけではないということも分かるだろう。とはいえ,飛距離を伸ばしたいならティーにも気を配るべき,というのは間違いなさそうだ。