Linkslover

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ALDILA ツアーグリーン・ツアーブルーの評価

前に書いたとおり,すでにドライバーはリシャフトして ALDILA ツアーブルー JV 65 R を挿しましたが,ここで改めてGolfWRXの記事でツアーブルーとツアーグリーンについて確認します。

要点を日本語だけで。

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Review: Aldila Tour Blue and Tour Green shafts
http://www.golfwrx.com/144415/review-aldila-tour-blue-and-tour-green-shafts/

長所:クールなコスメとスムーズなフィーリング。グリーンもブルーも。

短所:値段。高い(定価 349ドル)。

結論:低い弾道が欲しければ,グリーン。高い弾道が欲しければブルー。

概要

ALDILA ツアーグリーンとツアーブルーは,同社の超人気シャフトで多くのツアープロに10年来愛用されている「NV」シリーズの直系の後継者である。しかし,その10年間で,シャフトの素材や作成技術の観点からは非常に長い年月である。このシャフトをつくるために使用されているグラファイトファイバーは,1000分の3から1000分の5インチの厚さで,それによってシャフトの厚さの均一さが増したほか,ファイバー同士を接着させるための接着剤の量が少なくできた。そうして,シャフトは前のモデルに比べてより硬く,軽く,低トルクに仕上がっている。NVシャフトと同様,ツアーグリーン・ブルーはALDILAの Micro Laminate Technology (MLT)を用いており,これにより非常に薄く強いグラファイトの層化構造ができた。こうして,スムーズなフィーリングと,(ALDILAの技術部門VPの John Oldenburg によれば)同社史上もっとも均一性の高いシャフトが完成した。

ツアーグリーンとツアーブルーはまた,NVに比べ,バランスポイントを少しだけバット側に寄せている。これによって,最近流行りの重ヘッドのドライバーに挿してもバランスが出すぎることがなく,また長尺(45-46インチ)にもできる。定価は349ドル。

ツアーブルーとツアーグリーンのスペックは,以下の通り。

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ツアーブルー。中調子。

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ツアーグリーン。中元調子。

パフォーマンス

ツアーグリーンの方がツアーブルーに比べてティップが硬いので,打ち出し角は低くスピン量も抑えられる(筆者の平均からは500から700rpm少ない)。それゆえ,ウッドのスピンコントロールに悩むゴルファーがドライバーやFW用のシャフトにするのがいいだろう。また,(筆者のお気に入りである)Aldila の RIP Alpha からも大幅に改善しており,同じ程度のスピン量でありながら打ち出し角が1-2度高い。

ティップの比較的やわらかいツアーブルーは,非常に高い打ち出し角(筆者が試打したところツアーグリーンより3-4度高い)が得られ,その高い打ち出し角と高スピン量から,着地角もスティープになる(平均で33度対27度)。ということで,ドライバーで高打ち出し角高スピンが必要なゴルファーは,ツアーブルーを選べばよいだろう。また,ドライバーでツアーグリーンのフィーリングが気に入っているなら,FWにはツアーブルーが適しているだろう。